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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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わたしとあそんで」 みんなの声

わたしとあそんで 文・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:与田 凖一
出版社:福音館書店
税込価格:\1,210
発行日:1968年08月
ISBN:9784834001532
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,163
みんなの声 総数 130
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  • 優しい気持ちにさせてくれる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    マリー・ホール・エッツは、1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。
    1984年没。
    1944年の作品で日本では1963年に訳された「もりのなか」で、つとに知られています。

    「もりのなか」は、モノクロームの世界でしたが、他の作品も一色を基調としたものが多く、今回の作品は、クリーム色が基調となっています。
    物語は、主人公の女の子が、原っぱに遊びに行くシーンから始まります。
    ばったがいたので遊ぼうと思ったのに、逃げてしまいます。
    次は、かえる、やはり逃げてしまいます。
    そんなやり取りの繰り返しが続きます。
    女の子は、仕方ないので池の辺の岩に腰掛けてじっとしていると、さっき逃げていった動物達が寄って来るのです。
    その時、女の子は、目で動物達を追い駆けます。
    決して動かず、目だけを動かしているのでなかなか気付かないかも知れませんが、その微妙な動きが秀逸。
    最後に、動物達と女の子が一緒の空間にいるのを見ると、何とも言えない穏やかな気持ちになることでしょう。

    追いかけると逃げるけれど、じっとしてると寄って来るという野生動物達の習性は、まさに真実。
    マリー・ホール・エッツの幼少期に動物達と親しんだ実体験が、この作品の原点なので、なおさら真実味を帯びて語りかけていきます。
    優しい絵に加え、後ろから覗いている太陽も良い味を醸し出していて、安心して読み聞かせできる古典的作品としてオススメします。

    投稿日:2011/07/31

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    4
  • 静かに待つこと…

    淡い色つかいに、女の子の、おとなしそうだけど、芯のあるような表情が、印象的です。

    じっと待っていたら、みんなが近づいてきてくれました。
    待つ ということ。
    その結果生まれたことの喜びに、静かななかにも、あふれています。

    子どもや動物たちを温かく見守る作者エッツの想いが伝わってきます。

    投稿日:2017/10/05

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    2
  • お日さまに見守られて、

    読んでいて、とても温かな気持ちになれる一冊です。
    女の子のひっそりとした息遣いまでもが、伝わってくるよう。

    私には、女の子をずっと見守っている、お日さまの姿が印象的でした。
    いつも穏やかな顔で見つめるその姿には、揺ぎ無いママの愛のようなものを感じさせられもします。
    この絵本中、女の子のママは一度も登場してきませんが、
    女の子の結った髪、結んだリボン、お手製のようにも思われる被り着。
    これらには、この子のママの存在を感じずにはいられません。
    (そんなママの愛に支えられてこそ、この子は「あそびましょ」と、好奇心旺盛に、自由に、のびのびとしていられるのではないかしら)と、そう考え楽しんでいます。
    同時に、見守るお日さまは、まるで、そんな女の子のママの投影であるような気もして。
    そんな風に考えるようになってから、私にはこの本が、たくさんの愛が詰まった一冊でもあるように感じられました。

    最後の、まるで溢れ出したような女の子の声や笑みには、
    思わず目の奥をアツくさせられるようなものを感じます。
    こちらまで幸せな、喜びいっぱいな気持ちになりました。

    投稿日:2012/01/08

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  • 女の子の目の動きだけで、理解できる絵

     クリーム色をベースにして、色がついているのは、主人公の女の子と太陽と出てくる生き物たちだけ。
     けれど、大きな動きから小さな動きまで良く伝わってくる絵です。
     朝日が昇って、真上に来るまでの時間、女の子が近くの森の入り口(でしょうか?)に遊びにやって来て…。

     この年頃のこどもたちは毎日が新しい発見の連続で、ワクワク感いっぱいに過ごしている時期でしょうね。
     おそらくこの子も朝食をとっている時間も惜しげに、外にかけだしてきたように見えます。
     
     出会った生き物たちみんなに逃げられた後、石に腰掛けみずすましを見ているシーンの女の子の表情が特に可愛らしいです。
     そして、次ページからの女の子の目の動きだけで、ストーリーの展開が理解できる絵に感動です。
     また、文が、女の子の語り口調で、この子の気持ちをストレートに文字にしているところが、こどもたちにも共感を呼ぶのではないでしょうか。
     「小鹿は、初めてなのに怖がらなかったね〜。」と息子。
     小鹿には、女の子がただいっしょに遊びたいだけって、わかっていたんでしょうね。

    投稿日:2009/10/07

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  • こころがふんわかします!

    この本は,長女と次女のあいだで、もう何度よんだか分かりません。エッツさんの絵もさるところながら、すこしづつ女の子が動物たちとの心の距離を縮めていくところなど、本当に心が温かくなります。そして、ついに。この少女が動物たちとスキンシップまで持つようになるラストシーンでは。子供たちは,笑顔いっぱい、動物が愛情表現にぺろぺろとなめてくる様子をまねてとても楽しいそうです。ぜひお進めいたします。

    投稿日:2011/09/20

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    1
  • みんな寄ってきてくれたよ

    この絵本の絵は、あまり派手ではなく、落ち着いた色合いで描かれています。色々な動物が順番に出てきて、主人公の女の子が「遊びましょ」というのですが、どんどん逃げられてしまいます。
    でも静かに座っていると、次々とさっき逃げられた動物たちが戻ってきて…最後にはみんな戻ってきて、寂しそうだった女の子の表情が笑顔になります。
    この絵本は私が小さい時にも読んでもらった絵本で、とても懐かしかったです。

    投稿日:2010/05/11

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    1
  • かわいいお話

    女の子がりすやバッタと遊ぼうとしますが、女の子が近づくほど、みんな逃げてしまいます。
    でも、女の子が座り込んで動かなくなると、みんな戻ってきて、女の子の周りに集まりましたという、かわいらしいお話です。
    なんとなく、子どもの時に似たような経験をしたことがあるような気がして、懐かしく感じる絵本でした。

    投稿日:2023/01/31

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  • 野生動物との交流

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    色んな動物達と遊びたいけれど、みんな逃げていってしまう。ただ一緒に遊びたいだけなのに。でも女の子が動物たちからしたら、警戒すべき人間なのか、近づいても大丈夫なのか初めは分からない。じーっとしていたら動物達の方から遊びにきて、打ち解けます。女の子と動物たちの交流が描かれていて心が温まります。

    投稿日:2020/06/30

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  • 淡々としたところが魅力的

    原っぱへでかけた女の子は、虫や動物たちと一緒に遊びたいと思いますが、なかなかうまくいきません。

    独特な温度感のある絵本だったと思います。特に色づかいが特徴的でした。
    劇的な展開はありませんが、淡々としていてそれが魅力的なお話でした。

    投稿日:2020/06/10

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  • あたたかいお話

    表紙の女の子が気になり読みました。
    お母さんか誰かに訴えているお話なのかなと思っていたのですが、
    森の動物や生き物たちに対しての言葉だったのですね。
    最後までゆったりと進んでいく、優しい気持ちになれるお話です。

    わたしはいいなぁと思いましたが、子供たちは絵が好みではなかったようで、あまり食いつきがよくなかったです。
    いいお話なんだけれど、絵が好みとは違うという場合の読み聞かせって難しいなと思いました。

    投稿日:2020/05/21

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