「A CHILD’S GOOD NIGHT BOOK」というくらいなので、寝る前の寝るための絵本なのですね。
まるで、聖書を読んでいるみたいと思ったのは私だけでしょうか。
万物すべてのものが眠りにつく時、その民をすべて覆いくるんで包み込む神の存在。
それは、ラストの「ものいえぬちいさなものたち」を守り包む天使の絵からも想像できます。
色鉛筆でなぐったようなナチュラルな絵、それに優しい色使いがなおいっそう、それを引き立てるのです。
寝る前に聖書を読んで、一日のざんげをするかのごとく、この絵本を読んで眠りについたら、また明日から新しい1日が待っていそう、そんな気がしてきました。文字も大きいので、字が読めるようになったら、子どもと一緒に声を出して読んでもいいですね。
「ねむたい ○○たち」そう読んでいるうちに、今日の一日を振り返るうちに、自然と眠りにつけるかもしれません。