ほんわか温かいタッチの表紙の絵を見て、内容もほのぼのした感じのものかと思いきや・・・、いい意味で期待を裏切られました!
きつねのこんたが、おつかいの途中で出合うおばけたちがとてもリアルで迫力満点!最近はまってよく読んでいる、竹内通雅さんに通じるものがありました。
お買い物するものを忘れないように口ずさんで、途中でいろんなハプニングに出合い、それが変化してしまって、全然違うものになってたりするお話、何度かテレビなどで見ましたが、この絵本は、それだけでは終わらないのがいいです。最後に機転のきくお豆腐屋のくまさんの心遣いや、家に帰ってからの家族の団欒風景など、細かいところまでちゃんと描かれていて、息子とハラハラドキドキしながらも、最後は良かったねぇと気持ちよく読むことができました。