評価ランキングがいつも上位なので、読みたいと思っていました。
他の「上位」のお話につられて、勝手に「感動する話」「泣ける話」と思い込んでいたのですが…。
これは、娯楽の最高峰、といってもいいぐらいですね。ととさんとかかさんのやり取りも、キャラクターが見えてきておもしろいです。
しまいには「かかさんやぁ」と言っただけで、「おしょうさまにききなされ」と片付けられてしまうところなんかは、落語のようなテンポの良さを感じます。そして、最後のオチも落語的。喜ばない子どもはいないですね。
日本の昔話はどうしても、絵が地味なものが多いからか、イメージ的にしっとりしたものが多いからか、子どもは手に取りにくいのかな、と思っていたのですが、日本の昔話もおもしろい!!と必ず言ってくれると思います。
我が家の子どもも、7歳の娘はどんどん次の物を飲み込んでいく繰り返しのシーンを、4歳の息子はもちろん最後のシーンを、とっても楽しんでいましたよ。