作者のエルサ・ベスコフさんのファンが、
結構いらっしゃることにちょっと驚きでした。
この絵本は、知り合いの方から譲り受けたのですが、
皆さんのレビューを見て初めて、
「どんぐりぼうやのぼうけん」の作者だということも知りました。
「どんぐりぼうやのぼうけん」なら本棚にあります。
どうりで、娘が気に入るはずです。
知らず知らずのうちに、娘もファンになってしまったようですね。
さて、主人公のアニカは、小さな女の子ですが、とてもおりこうです。
一人で服を着られるし、ボタンも留められます。
顔を洗えるし、髪の毛もとかせます。
もちろん、お母さんのお手伝いもできます。
アニカは、忙しいお母さんにかわって、
壊れた柵から牛が逃げないように、見張りに行きます。
普通に犬としゃべったり、
小人たちが出てきて柵を直してもらったり、
現実的な世界の中に、それが自然と溶け込んで、
想像の世界を広げてくれます。
おかあさんの声がすると、あっというまに小人たちはいなくなりました。
大人には、姿を見せてくれないんですね。
寂しいですけど・・・
でも、こんな大人な私でも、子どもにかえって、
犬とおしゃべりしたり、小人たちと遊べたらいいな〜
絵が優しくてとても素敵です。
アニカはしっかり者だけど、しぐさがとてもかわいいです。
おすすめは、4歳ぐらいから。
ファンタジー好きな方なら、きっと気に入ると思います。