「おりこうな アニカ」 みんなの声

アニカは本当におりこうです。こんなに素直で賢い子どもが実際にいるのかは？ですが、そろそろ自分で自分のことをしたくてたまらない子どもにぜひ読んであげたい、と思いました。
大きな犬と話したかと思ったら、つぎのページではうそつきウッレと話している…。通りすがりのおじいさんとも、牛のマイロスとも、小人たちとも話しが出来る、おりこうなアニカです。同年齢の子どもたちはワクワクすることでしょう。というよりこういったお話しにワクワクする感性を子どもたちに持っていてほしいと思いました。

ベスコフの絵本はどれも大好きです。2006年の夏休みに行ったドイツでも、もしかしたらまだ邦訳されていない絵本を見つけて購入してきました。

豊かな自然と、暖かい家族と、小人たち。スゥエーデンの歴史と文化を実感出来る絵本です。

4歳の息子はお手伝い大好き。
そして1人で着替えなどができるようになったことをすごく誇りに思っています。
だから主人公のアニカのお手伝いしたいという気持ちに共感しちゃうようです。
めうしのマイロスの見張りというお手伝いにいったアニカ。そこからはベスコフの絵本によくあるメルヘンの世界。
色彩がとてもやわらかくて良いです☆

娘は四歳になったばかりです。この絵本の主人公アニカは同じくらいの女の子です。自分で顔を洗い、自分で洋服を着替えて、お皿運びもして、おかあさんのお手伝いで牛のハエ払いもします。娘はこの出だしの絵に釘付けでした。お母さんが忙しいのでアニカが壊れた柵から牛が逃げないように見張りにいきます。柵から牛は逃げますが犬が助けてくれます。こびとが柵をなおしてくれたり、牛のミルクをあげたらお礼に野いちごをもらったりします。なんて楽しい一日でしょう。娘の想像力を豊かにしてくれる一冊だと思いました。

ちょっと、話が興味を抱かなかったのか？　息子は、関心を抱きませんでした。女の子向けなのかな？話が、イマイチ盛り上がりに欠けたのか？　図書館で見つけたのは、私なので、ちょっと残念でした。