マーガレット・ワイズ・ブラウンとレナード・ワイスガードのコンビによる1947年の作品です。
ウサギの子が、たまごを見つけるところからお話は始まります。
何のたまごか最初は分かりません。
アヒルが生まれて最後にお友達になるという単純な展開なのですが、とてもゆったりとした穏やかな気持ちにさせてくれます。
ウサギの子がたまごにしたことを、アヒルが眠っているウサギの子に同じようにするのは、とても面白いシーンです。
おそらく、原文ではもっとテンポのあるマーガレットらしい文章になっているのでしょう。
でも、この本で一番秀逸なのは、絵に尽きると思います。
特に表紙のたまごの絵。
思わず飾っておきたいと思われた方も多いのではないでしょうか?
心に響く文章とノスタルジックで奇麗な絵という二人の世界を楽しめる作品だと思います。