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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本

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ふしぎな はこ

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さがしています」 みんなの声

さがしています 作:アーサー・ビナード
写真:岡倉 禎志
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2012年07月20日
ISBN:9784494007509
評価スコア 4.67
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みんなの声 総数 20
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  • 戦争の記憶を後世に伝える本

    私は戦争を体験していません。子どもも戦争を知りません。

    だから、このような写真絵本で、戦争の記憶を悲惨さを学ばなければならないと思います。

    このお話には、沢山遺留品が出てきますが、これはほんの一部分にすぎないという事。
    沢山の人の命が生活が、一瞬にして奪われたという事を心に刻み付けたいと思います。


    お話会で読むなら修学旅行で広島や長崎に行った6年生がいいかな。
    でも、大勢への読み聞かせより、じっくり写真を見ながら親子で読みたい本です。
    読み聞かせ時間:14分

    投稿日:2019/07/05

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  • 遺品

    病院の待合室に置いてあり、写真の本だと思い開きました。
    最初はパラパラとめくり、すぐにどこかで見た・・・と気が付きました。
    原爆ドーム資料館で見た展示品でした。
    修学旅行で訪れた場所ですが、写真をみながら、資料館での記憶が瞬時によみがえりました。
    一緒に展示を見ていたクラスメイト、一般の方々の声、館内の空気、照明やガラスケースの中の展示品の数々が、一度に自分の中に押し寄せてきました。
    病院の待合室にいながら、修学旅行の当時に戻ったようなそんな感覚でした。

    忘れてはならない出来事を、このような写真で見るとガツンと胸に響きます。
    子供が戦争を学びだした頃に見せてあげたい絵本です。

    投稿日:2016/09/23

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  • じっくりと・・

    原爆資料館の地下収蔵庫にある2万1千点ほどの資料の中から14点を選んで写真に撮り
    それぞれを語り部として、
    8月6日にあったことを語らせるというような構成になっています。
    淡々とした写真なのに
    8月6日を境に途切れてしまったそれぞれの思いがあふれ出てくるような気がします。
    巻末には、それぞれの写真の詳しい解説と
    どういう思いでこの本を作ったかという、
    とても印象的なあとがきで締めくくられています。
    読み聞かせにもいいけれど
    私は、じっくりと額を突き合わせて娘と読みたいと思いました。

    投稿日:2016/09/06

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  • ものの思いが伝わってくる

    • ほっこり日和さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子6歳、男の子5歳、女の子1歳

    最後に広島の原爆資料館に行ったのは、もう、何年前だろう。
    まっ黒焦げのお弁当箱、広島銀行の石段に映る影、記憶に残っている展示品が次々と思い出された。
    読み進めるにつれ、さらに鮮明に思い出される。
    ありのままの事実を、ありのままの心を伝えてくれる本でした。

    修学旅行で広島に訪れる子どもたち、平和学習を受けた子どもたちにも、ぜひ読んでほしい絵本です。

    投稿日:2016/02/21

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  • モノたちが語り部となっている。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    生き証人となっている。何とも生々しい絵本です。最後のページの、物のプロフィールを読んでいると何とも言えない気持ちが込み上げて来ます。どんな状況であっても大人は子供を守ろうとしますね。階段に溶けた影が一番衝撃的でした。

    投稿日:2015/03/17

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  • 二度と戻ってこない時間

    ピカドン・・1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾。
    それによって命を落とした人々の遺品の写真絵本です。
    遺品達は、もう二度と戻ってこない持ち主との、穏やかで
    幸せだった時間をさがしています。ずっとさがしています。
    カタリベとなって、持ち主のことを、ピカドンのことを
    伝えてくれる遺品の数々。
    読みながら苦しくなりました。

    投稿日:2013/09/08

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  • モノが語るピカドンの悲劇

    灰色の表紙に「さがしています」の文字。
    他の絵本とは違う、静かな雰囲気にゴクリ…。
    読んでみると、”ピカドン”が語られた絵本でした。

    小学校の頃は戦争について学ぶ時間が多く
    「はだしのゲン」などの戦争の本も積極的に読んでいたど、、
    そういえば大人になるにつれ”戦争”から離れていたなーと。

    改めて、ピカドンの恐ろしさを感じました。

    この本は、ピカドンに遭った方の持ち物がその被害について語っています。

    止まった時計、
    黒焦げのお弁当、
    焼けて何も見えないメガネ、、

    モノが語るからこそ、そのときのイメージが広がる。
    原型を留めているモノとそうでないモノの写真が、リアリティを感じさせる。

    胸はグッと締め付けられるけど、大人にも子どもにもぜひ読んでほしい。

    自分の家の時計は、自分達を見て何を感じているのかな?
    そんなことを考えてみるといいかもしれません。
    きっと、ピカドンがもたらした悲劇をより理解できると思います。

    投稿日:2013/06/15

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  •  もっと表紙の写真をしっかり見ればよかった。
     写真本ということで、気軽に開いてびっくり!
     改めて、作品にごめんなさいをして読み直しました。

     広島平和記念資料館が所蔵(2万1千点)する、原爆投下後に収集された時計・軍手・中身が炭化した弁当箱・義歯等14点の声なきものたちが、当時の語り部となり、私たちに伝えてくれます。

     どのページも胸の詰まるおもいで読みました。
     巻末の“この本のカタリベたちのプロフィール”を読み、原爆投下の直前まで戦時中の苦しい中を必死に生きていた生活者の事を忘れてはならない、二度とこのようなことがあってはならないと思いました。

     中学生の息子も、熟読し原爆の威力のおそろしさに声を失っていました。

     小学校の高学年に「戦争」をテーマとして、お話会をする時に必ず読みたいと思います。

     アーサー・ビナードさん、すばらしい作品をありがとうございます。

    投稿日:2013/04/15

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  • 広島原爆を語る遺品

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子16歳

    広島の平和記念資料館の地下収蔵庫の2万1千点の遺品の中から選ばれた14点を、
    広島産の台座に置き、撮影し、「カタリベ」として、アーサー・ビナードさんが代筆します。
    生粋のアメリカ人のアーサー・ビナードさんが、日本を学び、
    日本語の詩人としても活躍される中で、自分の立ち位置から、取材し、
    「カタリベ」通訳した作品。
    原爆と言えば、悲惨な絵や写真が多い中、静かに残された遺品のエピソードは、
    子どもたちも受け入れやすいのではないでしょうか。
    確かに存在していた人々の証しを感じ取ってほしいです。
    アーサー・ビナードさんのあとがきもしっかり読んでほしいです。

    投稿日:2012/12/06

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  • “ピカドン”の語り部たち

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    2012年の7月に第1刷が発行されています。
    写真絵本です。
    この絵本に登場している『モノ』たちは、広島に落とされた“ピカドン”(原子爆弾)の語り部たちでした。

    作者のアーサー・ビナードさんが、広島で出会った「ピカ」の語り部たちから、どんな思いを感じたか後書きを読むとよくわかります。
    詩人の彼らしい端的で深い言葉が、心の奥深くに浸み込んでくる感じがします。

    最後には1つ1つの写真についての解説が載っていて、本文に重ねて読むとと、本当にせつない気持ちになりました。

    特に表紙に使われている鍵の“語り”は、とても大切なことを伝えられている気がします。
    小学校の高学年以上のお子さんたちにぜひ、届けたい作品です。
    ただ、朝の読書の時間などに読み聞かせで使うと、一日気持ちが沈んでしまうお子さんたちもいると思うので、この作品を紹介するときは、読み手の大人たちの気持ちの押しつけにならないように、気を付けたいなぁと思いました。

    投稿日:2012/10/13

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