「やこうれっしゃ」と同じ西村繁男さんの銭湯の絵本。
懐かしい昭和の風景です。
さいきんはこういう雰囲気の銭湯はどんどん町から姿を消しつつありますよね。
わが子は銭湯にいったことがありません。
「これ、温泉でしょ?」と。うーん、ちょっと違うのよ。
温泉のある銭湯もあるけどね・・。
ここで服を脱いで、体を洗って、湯船もおっきいね。
ほら、お風呂上がった人は冷たい牛乳飲んで美味しそうだね。
この人は番頭さん。ここからは女風呂も男風呂も見えるんだよ。
壁の絵はね、熱いお湯でのぼせないように涼しげなお魚や山の絵が
描いてあるんだよ・・。
そうそう、このお兄さんたちは湯船で周りの人に迷惑かけたから
お爺さんに怒られたんだよ・・だめだよねー。ぷぷぷ。
・・・文字が無いぶん、銭湯未経験世代の息子に
たくさん解説ができました。
銭湯って、いろんな人たちがいて、公共でのマナーや挨拶など
たくさんの社会勉強ができる場だったんですね。
息子にはただただ未知の世界だったようで、興味津々。
近所に銭湯無いけど・・・いちど連れて行ってあげたいなーと思いました。
描写が細かくって、じっくり見ると見ただけ発見があり
楽しめます。
子供だけでなく、昭和生まれにもお勧めな一冊ですね!