せなけいこさんの絵本は、ちぎり絵風の絵が素敵で、ほんわかした、優しいイメージなので、私が気に入って購入したものです。
私は、子供の好き・嫌い、本当に悩みました。
娘は、とにかく米が大好きで、肉や魚・野菜をほとんど食べてくれませんでした。あんまり長い期間、米しか食べなかったもので、栄養面が心配になり、この絵本に出会って、「頼む、なんとか偏食を治してください!!」と祈るような気持ちで、読み聞かせをはじめました。
その効果は・・・、完璧、とまではいきませんでしたが、米以外の食べ物にも興味をもって、少しずつですが、食べるようになりました。
ひとつづつ、「ほら、にんじん。うさちゃんはにんじんがだーいすきだよ。○○ちゃんは、好きかなー?」とか、応用して、「ほら、ライオンさんのだーいすきなお肉。おいしいよ、たべてみる?」と、話かけながら食べさせると、「うさちゃん!!」といいながら、パクッ。
それまでの、「ご飯ばっかりじゃなくて、ちゃんとお野菜も食べて!!」という説教じみたやり方より、ずっと楽しく食事ができて、親も子も助かっています。
食事もお風呂も歯磨きも、無理強いするより楽しみながら。そう実感させられました。私にとっては(娘にとっても)救世主のような絵本です。