冬眠から目覚めてお腹がすいたくまさんのお話です。
くまが人里に現れて大変な騒ぎになったことをよくニュースで見たりしますが、このお話は、のんびりほんわかしたくまさんの、かわいらしいお話でした。
森の動物たちにいろんな食べ物のありかを教えてもらっていろいろ食べますが、なかなかおなかがいっぱいになりません。まだまだお腹は空いたまま、いいにおいを追って自分のほら穴へ戻ってみると、動物たちがパーティーの準備をしてくれていました。
おなかはまだ空いているのに、自分の家の入口に入れないほどおなかはパンパンになっているくまさんが笑えます。いったいどんだけ食べるんでしょう。
いきいきとしてかわいい動物たちと、さわやかで美しい森の様子に、春を迎えたことがうれしく感じられる絵本でした。