予想以上に子供たちが喜んだ絵本。写真絵本です。同年代の子供たちの生活ぶりを垣間見るのが楽しいのか、息子も娘もよくリクエストします。特に娘は、イエぺが保育園の友だちに似ているらしく「サンチャゴみたいー」と、あるページにくるたび指をさして喜びます。息子はデンマークの学校や街中の様子に興味があるようで、デンマーク語の標語の読み方を知りたがります。
うちには写真絵本はあまりないのですが、この作品は結構人気絵本の仲間に入っています。この人気の秘密は、題材が身近であることや写真の可愛らしさに加え、帽子の大好きなイエペの生活ぶりが「お話」を通して展開されている点かなとわたしは分析。地味ですがちゃんと山あり谷ありの物語構成になっています。これがもし、写真の紹介だけなら社会科の教科書と一緒。これだけ子供たちを引きつけることはできないでしょう。そんなわけで、わたしはこの経験から、「お話」を通して学ぶことの有用性を再認識させてもらいました。
あと子供が注目していたのが、ガミベア。デンマークの子供たちも同じもの食べているんだ…と感動していました。