息子の感想は二の次にして、この絵本をよんでとても心地よい気分になった。
姉さまの顔が実にいい。夫を思いやる純粋さがいい。自分もこんな嫁さんが欲しい。(などと思うと奥さんに叱られそう。)
昔話に出てくるお嫁さんは、概して実にご主人思いである。こんなに思われたら、力もわいてくる。(やっぱり奥さんにしかられそう)
しかし、我が家も純粋な時代があったのである(?)。
ひねくれ者の私は、この昔話の続編を考える。すなわち、現在の我が家である。(本当に奥さんにどなられそうな気がしてきた。)
お城で、仲の良い姉さまと、純朴な男は末永く幸せに暮らしたのでしょう。
そんな話はさておいて、とても声に出して読みやすい絵本だと思いました。
梅田俊作さんの絵が妙に艶やかで優しさに満ちていて素晴らしいと思います。
子どもに読み聞かせしながら、自分自身もほんわりできる、お父さんにお薦めの癒し絵本だと思いました。