「ずっと、たまごで、がんばります。
だって、おとうとたちを まもらなっくっちゃ。」
ちからがたりなくて、からをわれないたまごちゃん。けっきょく、たまごのからを、きたまま成長していきます。
「あら、そうなの?
じゃあ、がんばってね。たまごちゃん。」
おかあさんは、言いました。
なんて、寛大な心のおかあさんなんだろう。私なら、「早くからをこわして、でてきなさい!」と、怒っていたはず。
ありのままの子供を受け入れるのって、とてもむずかしい。みとめてあげるのは、とてもむずかしい。
でも、それが現実。
日々、子供に期待しすぎて怒ったり、これじゃあいけないと反省したりと、毎日が葛藤です。
この絵本をとおして、もう一度気持ちをあらためて、子育てがんばろうと思いました。
最後に、娘がみつけました。たまごにいちゃんは、たまごのからの中で、ひよこ(黄色)から、にわとり(白色)に成長しているのを。
たまごにいちゃん、いつか、りっぱなにわとりになってね。