どんなかんじかなあ」 みんなの声

どんなかんじかなあ 作:中山 千夏
絵:和田 誠
出版社:自由国民社
税込価格:\1,650
発行日:2005年07月
ISBN:9784426875060
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 56
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56件見つかりました

  • 「できること」に目を向ける

    • ぽぷりん♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛媛県
    • 男の子15歳、女の子13歳、女の子9歳

    小さな子どもから大人まで 多くの人に読んで欲しい絵本です。
    それぞれの年齢や経験に応じた受け止め方ができるのではないでしょうか。

    他者と同じところに立ち 寄り添おうとする気持ち。
    「できないこと」ではなく「できること」に目を向けること。
    どちらも素晴らしい発想だと思います。

    健常者、障がい者、と線引きをせず、「できること」を活かして
    共に支えあって生きていきたいものだと深く考えさせられました。

    投稿日:2007/11/30

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  • 世の中を色々理解しだした5歳の娘に

    5歳になった娘は、最近、世の中には体や精神が不自由な方がいることをわかりつつあります。
    ニュースで見たとき、外出先で出くわしたとき・・子どもですから、どうしたんだろう?そう思うのが当たり前なのですが・・みんな違うんだよ。色んな人がいるんだよ!ということをこの絵本では、5歳の子どもでも少し歩み寄れそうなわかりやすい内容で画かれてありとても興味深く読ませてもらいました。

    内容的には5歳ではまだ理解出来ない部分もあるかもしれません。
    でも目をつぶって考えてごらん、とか耳をふさいでごらん。という問いかけでほんの少しでも気持ちを知るきっかけになって欲しいと願っています。

    地震で両親を亡くした女の子の気持ち。
    これは私自身も想像を絶するものだと思います。
    小学校の授業などでも取り上げられそうですね。

    そして・・主人公の男の子自身も車いすに乗っているという事実はまた考えさせられました。

    私達は健康で体が自由に動き、五体満足であることを当たり前のように思ってしまいむやみやたらと元気でいることに感謝しようとしている気がします。でもそうじゃない!
    きっと耳が聞こえない人、目が見えない人、歩けない人・・色んな人がいて、それだから気づいたことがたくさんあり
    そういう方々はハンデだなんて思っていないはずですよね。

    健康なのが良い!のでは決してなく、
    自分らしくどう生きていくかどうか・・ですよね。

    深く深く考えさせられたテーマでした。

    投稿日:2007/08/17

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  • こんなかんじだなぁ

    目が見えない友達
    耳が聞こえない友達
    見えないって どんなかんじかなあ
    聞こえないって どんなかんじかなあ

    その人の「かんじ」に近づくために
    人の気持ちになるために
    目をつぶってみよう
    耳に栓をしてみよう
    そうしたら いろいろなことに気づいた

    でも…
    絵本だからこその驚きがありました
    あなたは自分の物指しをやたらと振り回していませんか
    初めて読んだときの驚きはもうありませんが
    何度読んでもため息がでます
    慎ましやかな自分でいられるために
    おすすめします

    投稿日:2007/04/25

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  • 衝撃的な本でした。

    • NON×2さん
    • 30代
    • ママ
    • 愛媛県
    • 男の子8歳、女の子5歳

    この本は、もっともっと色んな人に読んで頂きたい本です。
    父・母・息子、それぞれが、順に静かに読んだ一冊です。

    目が見えない友達・・・
    みえないって どんなかんじかな。
    みみがきこえない友達・・・
    お父さんお母さんが死んじゃったともだち・・・
    どんなかんじかな?
    最後は全身動けない主人公。
    どんな感じ?

    この人たちのプラス思考。感動させられました。
    言葉には表せない衝撃を受けた本です。
    2年生の息子は・・・
    実際に、目をつぶって、色んな音を聞いてみたこと。
    耳をふさいで、目だけでみたこと。
    話してくれました。
    これは、感想文は書けないだろうな・・・と思ってしまった、私は恥ずかしい。
    一人の人間として、考えてでてきた言葉に、感激しました。
    障害をもった人達のこと。
    いいように思える心、素敵な本に出合えたと思います。

    投稿日:2007/01/17

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  • 絵本だからこそ伝わってくること

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    ひろくんが、目が見えないってどんな感じかなあ、耳が聞こえないってどんな感じかなあ、お父さんお母さんがいないってどんな感じかなあ、って、友だちの身になって考えてみました。いろいろなことがわかりました。そしたら…。
    最後のページを見た瞬間、言葉を失いました。体が固まりました。涙が出そうになりました。遠くに住む小さな甥のことが思い出されました。娘も息子も、最後のページをじっと見つめていました。

    投稿日:2006/12/10

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  • イマジン!

    • ちうやかなさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子11歳、男の子8歳

    前提として、心までその人になり変われるれるわけじゃないから、
    そういう意味では人間は決して完全にはわかりあえないのでしょう。
    でもだからこそ、「どんなかんじかなあ」って想像することが絶対に必要なのでは。
    この本は幼い人が主に「障がい」をとらえ直すというような内容ですが、
    大人だって、自分がその立場になって初めて気づかされることってたくさんありますよね。
    この1冊でそれこそ全てが理解できるようになるなんてことはないのですが、
    「とっかかり」として子どもに出会ってほしいスゴイ1冊だと、私は思いました。
    (まだ子どもに読んでませんが)

    投稿日:2006/10/25

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  • 捉え方を間違えたくない本です

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    視覚障害のある方の本を読みましたが、視覚障害といっても、
    さまざまな方がいらっしゃいます。
    完全に見えない方、弱視の方、色が分かりにくい方。。
    その方々を、1つにまとめてしまうのは、間違っています。
    点字ブロックにしてけば、どんな視覚障害でもOKだという考えは、間違っています。
    千差万別なのです。
    それぞれにあった、対応をしなければいけないのです。

    この本は、障害を知る入り口にはなるでしょう。
    個性と考えて、それを認める気持ちはとても大切です。
    でも、本当の相手の気持ちが分かったと思うのは、違うと思います。

    でも、この本は、子どもたちに読んでもらいたいと思います。
    大人がちゃんと説明してあげたらいいと思います。

    投稿日:2006/10/10

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  • 相手に寄り添うこと

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    「ひろくん」は目の見えないお友達、耳の聞こえないお友達などが
    どんなふうに感じているのかを考えます。
    考えても分らないことは少しでも体験しようと試みます。
    「相手の立場になって考える」よく言われることですが、
    実際、本当に相手の立場に立つとはどういうことなのかを
    つくづく考えさせられました。
    障害があるなしに関わらず、相手に寄り添うことの本質を
    説いているような気がします。

    夏休みの低学年用の読書感想文課題図書になっています。
    YUKKOさんのおっしゃる通り、私もこの作品で感想文を書くのはどうかと思います。
    この本から受け取るものはたくさんあり、いろいろなことを感じるでしょう。
    まだまだ表現方法を豊富に持たない1,2年生が、
    感じたことを文章にするにはとても難しいと思います。
    せっかく感じ、考えたことを大切にしてもらいたいと切に願います。
    1,2年生だけでなく、大人にまで広く手にとってもらいたい作品です。

    投稿日:2006/07/05

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  • 哲学しましょう

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    障害があるって・・どんなかんじなのか?と考える
    目をつぶって見る・・真っ暗な世界にたくさんの音。
    普段の倍に音が聞こえてくる。
    耳せんをしてみる・・いつもよりいろんなものをじっと見る。おかあさんの顔のほくろとか・・

    相手の立場になって考えて見る。障害があるからこそすごいことがあるんだ!というのに気がつく。


    大地震で両親をなくしたきみちゃんに『とってもさみしいんだよね』と問いかけ・・『そうでもないよ・・』と返事をもらう。でもこれは相手の立場はまねできない・・

    きみちゃんが『動けないってすごいんだね』と言った。

    こここまで来てはじめて主人公自信が障害があることにきがつくんだけど・・・
    『動かないでじーとしているといつも百倍くらいものを考えたよ・・』
    『だからひろくんは学者みたいなんだね』

    ひろくんは、そうか僕ってすごいことなんだ!と気が付く

    障害=マイナスのイメージがあるけどそうじゃないんだ
    お互いが理解し認め合えばすごいことなんだ。

    とても、とても深い絵本です。
    和田誠さんのイラストがマイナスイメージを吹き飛ばしてくれますが、子供にこれを理解できるのって何年生ぐらいなんだろう?と考えてしまいました。

    我が家の子供たちも読んで読んで・・相手の立場にたつということを少し分かったような気がします。

    まずお母さんが一読をお勧めします。

    投稿日:2006/06/25

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  • 一生物です

    • ぷるわんさん
    • 40代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子12歳、女の子11歳、男の子8歳

    お寺のお坊さんから「人間として一番大切な事が書かれている」と紹介してもらいました。お寺の日曜学校で読み聞かせているそうです。
    くどくど長い話ではなく、文章は短く暗記できるほど…でも大切なメッセージがギュッと詰まっている感じです。リズム良く読め、和田誠さんの絵がしっくりはまっています。
    小学校で全学年に読んでみました。低学年には少し分かりにくかったかな…。
    「どんなかんじかなあ」って、いつも相手を思いやりながら生きていきたいですね。大切に読み続けたい本です。

    投稿日:2006/06/22

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