「上を向いて歩こう！」 みんなの声

絵本作家のぶみさんの、思い立ったら即行動のバイタリティーを痛感させられる作品です。
あの大震災の直後に、考える前に跳べというような支援活動。
大変さは、活動だけではなく、現地での感情的な殺伐さに耐えることだったのですね。
5か月後に支援作業をした自分の、緊迫感のなさを恥じるばかりです。
あの震災は、次第に人の心から薄らいでいくように思いますが、この本は、心の底に大切なことを残してくれていると思います。

のぶみさんが東日本大震災直後のボランティアを体験されたお話です。
読み聞かせというよりは、一人一人が読む本です。

いろいろな方々に出逢い、いろいろな出来事に遭遇し、実際に感じたことを描かれています。

『こんな方々もボランティアに参加されていたのかぁ』とも感じることのできます。

また、この分の原作で、コミックで出版されている、「会いに行くよ！」もご覧下さい。
それぞれの良さが出ている本です。

ボランティアを考えている方には必見の1冊です。いや、2冊です。