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ありがとう、フォルカーせんせい」 みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 54
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54件見つかりました

  • LDって…

    • クマトラさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子1歳

    LDについては知りませんでした。
    しかし、この本でトリシャというLDを抱えた女の子と出会いました。

    彼女の痛みはいかばかりだったでしょう。
    友達に付いていけないジレンマ、いじめ。
    決して本人のせいではなく、生まれ持った特長であるのに
    周りと違うとどうして冷たい仕打ちを受けるのでしょうか…。
    フォルカー先生の「人をばかにするほど自分が偉いと思ってるのか」
    と言う言葉に涙が出ました。
    障害を乗り越え、儀式の本を抱きしめた時、
    彼女の努力、先生や家族の想い、新しい門出に胸がいっぱいに
    なりました。
    何の障害なく成長していく子達へ、
    様々な痛みを温かい心で迎えられるようになって欲しいと思います。

    ポラッコの著、チキンサンデーも是非読んでみようと思います。

    投稿日:2010/06/08

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    2
  • 「いい先生だね。よかったね。」

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    絵を描くことが大好きで、一見ふつうの子供トリシャ。
    本を読むことを楽しみに成長しますが、文字や数字がどうしても
    読めないのです。
    他人にはわかってもらえず「私は頭が悪い」と悩み苦しみます。
    5年生になり出会ったフォルカー先生はトリシャと正面から向き合い・・。
    なかなか理解されにくいLDというテーマをとてもよく表現しているのは、
    作者自身が経験しているからこそでしょう。
    フォルカー先生の温かい見守りが胸をうちました。
    息子に読み聞かせを始めると「トリシャってホントに頭が悪いんじゃない?」と
    軽い気持ちで言っていました。
    だまって私が読み進めると、後半にはだまって真剣に聞き入り、
    「いい先生だね。」と。
    そして最後にこの本の作者の本当の話だと知ると
    「すごい!いろんな人がいるんだね。よかったよね・・」
    私自身、息子にはちょっと難しかったかなと思っていたのですが、
    LDという言葉を知らなくても受け取るものは十分大きかったようです。
    折りしも、学校でのいじめなどの問題が大きく取り上げられている時期。
    フォルカー先生のような大人に、一人でも多くの子供がめぐり会えたらと願います。

    投稿日:2006/10/21

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    2
  • ありがとう!

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子11歳、女の子7歳

    この本に出会えたことにありがとう!
    先生にありがとう!
    この本の作者にありがとう!
    こども達にありがとう!
    両親にありがとう!

    周りの人々に感謝したくなる、大切な人との出会いが人生を形づくってくれているということを教えてくれた一冊です。

    大人もこどももすべての人に読んでほしい、そんな作品でした。

    投稿日:2013/02/25

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    1
  • 学校という社会の中で理解するべき障害は

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    一言でいうと、LD障害(学習障害)を持ちながら、理解のある先生との出会いにより、LDとの付き合い方を会得した作者の自伝です。
    作者は現在絵本作家やイラストレーターとして大成しています。
    私が子どもだった頃は“障害”に対して先生も同じ年頃の子どもたちにも全く理解がなく、いいいじめのカモにされていたような気がします。そして、学年にそんな子は必ず一人か二人いました。
    今ではさすがに、学習障害などの障害に対する認識が大分理解されるようになったと思いますが、
    それでも学校等カテゴリーの中で、彼らが生きていくのは窮屈そうに思えてなりません。
    “障害”に限らず子どもたちが自分らしく楽しい集団生活や勉強に対する好奇心を育てることができるようになったら、本当に理想的な『学校』なのかな〜と、思います。
    ナビのメンバーの方が数名、高学年に読み聞かせをして好評だったと書いていたので、私も近々高学年の子どもたちに読んでみたいな〜と考えています。

    また、後書きとして上野一彦・日本LD学会会長)からの説明が載せてあります。この後書きを読むと、物語の内容が更によく理解できます。

    余談ですが、あの「トム・クルーズ」も実はLD障害で、台本は家族や恋人に読んでもらった覚えていたとか……。
    世界の偉人たちは、それぞれその人を陰ながら助け導いてくれた人がいたんだろうな〜と、改めて感じました。

    投稿日:2011/08/07

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    1
  • 大人の責任

    この絵本を読んで、字が読めないことで、ここまで当の本人は追い詰められるのかと
    改めて知らされました。そして、字が読めることの喜びも教えてもらったような気がします。

    先日、モンテカルロ・テレビ祭で俳優:渡辺謙さんが出演の単発のTVドラマ「塀の中の
    中学校」が賞を取りましたが、その中の渡辺謙さんの役が、LDではないけれど諸事情から
    学校に行くことが出来ず、字が読めなくて周りからさんざん長年にわたって馬鹿にされた結果、
    その馬鹿にした人を殺してしまったという役でした。

    本当に、その当人の性格によって、自分自身を攻める人・相手に攻撃的になる人と分かれる
    のでしょうね。トリシャがフォルカー先生に救われて本当によかったです。
    少なくとも大人は、学習障害について早く気付いてあげないといけないと、しみじみと
    思いました。

    投稿日:2011/06/20

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    1
  • 学習障害

    卒業式特集のところに置いてあったので、そういう内容かと思っていました。まさかLDだとは。

    女の子のつらい気持ちや葛藤、それから周囲のありよう、たった一人でも理解してくれる心強さ。リアルだと思います。
    作者自身というだけあって変な感傷もなく、やたらに教えたい!という思い入れがありません。
    「赤毛のアン」を連想しながら読んだくらいです。
    万人にわかりやすく受け入れられやすく、いい絵本ですね。
    女の子が将来就いた職業も記され、発達障害の子どもだけでなく親にも希望や夢を与えてくれますね。

    広く読まれ続けていって欲しいな。

    投稿日:2011/04/08

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    1
  • 教室が静まり返っていました

    4年生の読み聞かせ用の本を探していて図書館で偶然手に取り、私自身が感動したので、試しに自分の子供に読んで聞かせました。クラスの読み聞かせにはちょっと重たいテーマかな、と思いましたが、子供が「この本がいい」と言うのでこれに決めました。最近の読み聞かせでは、教室がざわついて本に集中できない子供達も居たクラスですが、この本を読み始めると、しーんと水を打ったように静まり返っていました。先生も一緒に聞いて下さったのが嬉しかったです。困難に立ち向かう心、他者との違いを認め合う心、想像力を育むことの大切さを教えてくれる本です。また、絵本に出てくる大人達が素晴らしいです。

    投稿日:2011/02/23

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    1
  • 実話をもとに

    著者のパトリシア・ポラッコ氏の子供のころのお話を絵本にしたものだそうです。
    本が大好きなんだけどうまく読むことができないという学習障碍(LD)に悩むトリシャのお話。
    巧く読めないと訴えてくるトリシャの思いが他人事ではないように
    切実に迫ってくるようで娘はしきりに一緒に読みたがりました。
    トリシャの家族がまずステキ。
    甘い蜂蜜を本の表紙にタラリと流してトリシャに舐めさせて
    「本は甘くてすてき」とみんなで歌って聞かせる。
    それからトリシャのペースに合わせてくれるフォルカー先生との出会い。
    トリシャを見守るやさしいまなざしのフォルカー先生に
    私自身も魅せられます。
    先生に限らず「忘れられない出会い」を娘にもたくさん、たくさんしてほしいなと思います。

    投稿日:2010/07/12

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  • フォルカー先生になりたい

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    フォルカー先生にたくさんのことを教えられました。
    子どもひとりひとり個性を大切にし、いいところを引き出してあげることがどんなに子どもの成長に必要なことかを、親として考えさせられました。
    子どもを育てる親や指導する先生、そのほか、子どもを取り囲む環境に、フォルカー先生のような人がたくさんいてほしい、いや、いなければいけないなあと思います。
    この本は、たくさんの人に読んでもらいたいですね。
    子どもの可能性を信じ、その力をのばすことのできる大人になりたいと思います。

    投稿日:2010/06/17

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    1
  • 学習障害だった私

    パトリシア・ポラッコの体験として書かれた絵本。『彼の手は語りつぐ』も、彼女の祖先の実話に根ざした話だったと思います。ポラッコはまさに語るために生まれてきたような作家なのだと思います。
    LD(学習障害)というのは、トリシャにとって見極めが難しい児童たち。この絵本を通して、決して勉強嫌いな訳ではなく障害というものを実感しました。回りの子どもたちからは奇異に思えるかも知れないけれど、理解と解きほぐしてあげるだけの包容力を持った教育が必要なのでしょう。
    フォルカー先生の教育はまさにそれでした。黒板にスポンジで字を書いていくことで字を教え、さまざまな授業をしてくれます。
    フォルカー先生にとっては、教育実践のために学んできたことであり、ことさら特別な意識を持っていなかったのでしょう。トリシャとある結婚式で再会した先生ははっきりトリシャを覚えていなかった。
    大人にとっては特別ではないことが、子どもにとっては心に残るとても大変なことだと判ります。
    日頃の読み聞かせ、PTA活動など子どもに接する機会の多い自分ですが、子どもたちにとってどのような存在になっていくのか、責任もちょっぴり感じました。

    息子は、「かわいそうだね」と一言。LDの子は守られないといじめの対象のようです。
    きわめて精神的な障害。それを取り巻く世界は悪意のない棘に満ちあふれています。
    そして、自分より弱い者がいることで、自分の居場所を見つけたい子どもたち…。

    投稿日:2010/03/12

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