9歳、7歳、5歳の子どもたちに寝る前に読んでいるのですが、初読みの瞬間(新しい本を読み届ける瞬間)は、まさに私にとっても特別な夜!どんな反応をわが子たちは示すのか、私の選択はどう受け取られるのだろうかなど、はやる気持ちを抑えながら届いたばかりの本を手にとりました。
最近、長女は自分の本を読むことに夢中になっていて、以前のようには楽しみに待っている様子ではないところが、実はほんの少し寂しくもあったのですが、妹、弟の「あっ!見たことない本!」の言葉にやや耳がピクリ。そして私の「でんせつのきょだいあんまんをはこべ」のタイトルコールを聴くや否や、久々に「え〜面白そう!」と寄り添ってくれたのです!!!それだけでも感謝感謝の瞬間でした。
三人ともページを追って進むたびに、もはや、その他大勢のアリであるかのように物語に惹きこまれていました。最後の瞬間の三人の表情・声を私の文章でお伝えできないことが残念なほど、子どもたちにとってそれはそれは楽しい時間でした。まさに思う壺にはまった家族像だったと思います(笑)
「ばんさくつきはてたか」「ゆくてをはばまれた」「じかんをついやして」などの言い回しがすごく読んでいて心地よく、迫力のある絵と文がとても合っていて、つぎは読書会で多くの子どもたちを前に読める日を楽しみにしています。
まっ・・・世の中ってこんなこと往々にしてあるよあるある!と妙に納得させられた一冊でした。