「おてがみでーす」 みんなの声

小さい頃からお手紙絵本が大好きの息子でした。
絵本に刺激され、絵手紙からはじまり、じぃじばぁばとお手紙スタートそしてお友達と、といろいろお手紙交換をしてきました。
久しぶりに可愛らしいお手紙絵本を、と読んでみました。
８歳の男の子でも楽しく読めました。
気に入ったところは３枚のお手紙中、２枚のお手紙がページ前面で紹介されているところです。
となりむらのもぐらさんから「おいもほり大会にきてください」というお手紙、そしてなんといっても素敵なのが３兄弟のねずみ達からお母さんへの「だいすき、だいすき、だいすき」のカラフルなお手紙です。
最後のページには読者への？お手紙まで着いています。
かわいらしい絵本です。

迷子になった手紙を探してあげた動物たちが、手紙をもらったみんなの顔をみたらとうとう手紙を書きたくなってしまう、という本。

ラストの作者のお手紙がキュートでした。

うちの子供も動物がたくさんいるので喜んで読んでいましたが、自分も手紙を書きたくなったらしく、さっそくじいじとばあばにお手紙を書いていました。

いもとさんらしくて、ほのぼのしますね。

今のような電子メールがメインになってきてしまった時代に、手紙のよさや温もりを思い出させてくれる話でした。ただ、ストーリー的には別に仕掛けみたいなものがない平べったい話なので、未就園児向けかな？　この話を読んだら、お手紙ごっことかしそうですね。

カラスの郵便屋さんがうっかり風で飛ばした手紙を見つけてくれた、うさぎちゃんたちとともに、配達します。孫や子どもからの手紙を貰うみんな、嬉しそうで、動物の子供達も手紙を書きたくなってきます。

読んでいて、私も手紙をもらったような気分になりました。特にねずみのおかあさんへの手紙は、子供たちのだいすき、という言葉がたくさん！ママとしては嬉しいですよね。娘もさっそくママの私に手紙を書いてくれました。

最後のページ、いもとようこさんからの「おてがみまってまーす」のお手紙の絵があります。これ、結構ツボに入ってしまいました。

お手紙って、もらうととても嬉しいもの。
そんなお手紙を一生懸命配達してくれる、カラスのゆうびんやさんが、ある日お手紙を風に飛ばされてしまいます。

落としたお手紙は、赤・黄・茶色と秋色の封筒で、内容もおいもほり大会の案内があったりして、季節感たっぷり。
中でも、ねずみ三兄弟の、お母さんにあてた手紙の内容が素敵です。

どんな手紙も心を込めて書いたものなら、文字には表さずとも、そこにはきっと「だいすき」がたっぷり詰まってるはず。

そんな宝物のようなお手紙をいつも届けてくれるゆうびんやさんに、私たちも感謝しないといけないなぁ、と改めて思いました。

この絵本を読んだら、「自分もお手紙書いてみたい！」と思う子どもたちが増えるはず。そんな素敵な内容です。

いもとようこさんの挿絵もあたたかい色遣いで、秋に読むのにピッタリの絵本です。

メールが主流になっている現代において、人の手から手に渡って届けられる手紙は、とても貴重で特別なものになっていると思います。そのやさしさ、温かさをしみじみ感じました。
３人の子どもから、「おかあさんだいすき」と書かれた手紙をぎゅっと抱きしめるねずみのお母さんの姿に、キュンとしてしまいました。
３歳の息子は、もぐらくんがもらったお芋掘りのお誘いの手紙をとてもうらやましそうにしています。こんな素敵なお手紙もらったら、確かにうれしい！
子どもたちがこの絵本を読んで、「手紙書きたい」と言ってくれたのが、とてもうれしいです。

子どもはある時期からお手紙が好きになります。
誰から来たのか読んで読んでといいます。
自分に届いた手紙であればとても喜び大切にしています。
手紙は一方通行ではありません。
相手を思って書く手紙。
そして相手がいるから届く手紙。
その手紙を届けてくれる人。
いろんな人の気持ちがあってこそ嬉しい手紙です。
この本を読んだらきっとおばあちゃんおじいちゃん、
家に居るお父さん、お母さん、お友達みんなに
手紙が書きたくなりますね。

年少の娘が最近お友だちと手紙のやり取りをし始めました。手紙をもらって帰ってきた時の喜び様はその威力のすごさを感じさせてくれます。そんな中出会ったこの絵本。娘が喜びそうと読んでみたらやっぱり手紙の力を教えてもらえる内容の素敵な1冊でした。もらった人の喜びが書かれた絵本ですが、不思議と送り主の笑顔が思い浮かんできて、読んだ自分もにっこり出来る作品です。娘に読んだら絶対「お手紙を書きたいと言いだすのだろうなあ」とここでまたにっこりしていました。そして一番最後の手紙にもにっこりですね。いもとさんを身近に感じました。
小学校で読み聞かせをしていますが、低学年ではいもとさんの絵本を読むことが多い気がします。自分が子どもの頃一番好きだった絵本がいもとさんの絵本だったからでしょうか（笑）この絵本も読んでみたくなりました。手紙の内容にどんな反応があるか楽しみです。ページを開くとみんなこぞって手紙を読むのだろうなと・・・。

　ほのぼの読み終えて、ふと思いました。ずいぶん長いこと手紙を書いていないなー、、、。ほとんど、メールですませてしまっています。
　手紙のマナーはむずかしいイメージがあるけれど、「だいすき」だけでもしみじみするなと、あらためて思いました。。

　まっくろなカラスの郵便やさんと真っ赤な郵便バックが、目を引きます。カラスと一緒に手紙を届けるこどもたちも、手紙をうけとるほうも、みんなうれしそうで、こちらもほっこりしてきます。
　落ち葉の舞う季節だからこそ、あたたかい気持ちがうれしいです。

　いもとさんの描く、やさしくあたたかい絵は子どもから大人までなごませてくれます

とても優しい動物達の行動や可愛い絵に癒されます。お手紙を出したり、貰ったりしたくなります。あったかい気持ちが伝わってきたり、優しい気持ちを持った動物たち、失いつつある大切なことをきづかせてくれるとても素敵な絵本だと思いました。