「あとがき」 みんなの声

エッセイのような、詩集のような。大人が癒される、静かで美しくやさしい絵本でした。様々なちいさな思い出が集まって、懐かしくて不思議な世界へ誘ってくれます。例えば「コーヒー・タイム」というページには、かつて背伸びをして飲んだブラックコーヒーの思い出などが綴られていました。
同じ作者の『つみきのいえ』は子どもも大人も楽しめましたが、こちらはやっぱり大人が楽しむ本かなと思います。

「つみきのいえ」の方の作品

子ども向けではありませんが
絵本＝こども
って思い込んでいる方に
ちょっと見てもらいたい気がします

2ページ全部使って　1枚の絵もあるし
コマになって
マンガのようになっているのもあるし
エッセイのような
哲学的なような
昔のこと
子どもの頃、考えていたこと
とか

とにかく
いろいろな場面で
作者の感性がそのまま
すてきなスケッチと
ショートショートみたいな
短いセリフのような文章に
なっている作品

あ〜、わかる・・・
うんうん・・・
これは、何だろう？？？

刺激的ではなありません
静かに
じっくり
染み入るような

クスッと笑えるような
なんとなく、心が軽くなるような
さらりと
音楽が流れてくるような
そんな素敵な作品でした

疲れた時
癒されたい時
気分転換に
“自分のために”読む
お薦めの大人の絵本です！

手元に置きたい1冊・・・

絵本雑誌の「ＭＯＥ」で連載されていた、「あとがき」を集めた作品です。
雑誌のほうで毎月読んでいたので、見覚えのあるものも多かったです。
懐かしいような独特の雰囲気ですね。
大人向けの作品だと思います。
絵も、とても綺麗です。

大人の絵本です。
読んでいて思ったのは、昼間の明るい光の元ではなく、夜、
しっとりと読むのが似合うよなあ・・ということ。
絵本なので、速く読むことはできますが、じっくりじっくり
噛みしめるように味わうように読むのが楽しい気がします。
たぶん子ども・・それも小さい子にはまだまだこの絵本の世界は
わからないだろうな。
いろんなことを経験して。いろんなことをぐだぐだと考えて。
そうして生きてきた大人が読むのにぴったりです。