「やなせたかしのメルヘン絵本」 みんなの声

短編集のように、たくさんのお話を読むことができました。
東日本大震災についての物語もあって、いろいろと考えることもありました。
どのお話でも、読み終わったときに明るく前向きになれたと思います。
やなせたかしさんのメッセージでしょう。

とっても贅沢な絵本です。
だって、２６冊分の絵本が、この一冊に収められているのですもの。
やなせたかしさんといえば、アンパンマンで超有名な方。
とっても興味を惹き、手にとって見ました。

朝日小学生新聞に連載されたお話を集めたものです。
ひとつひとつのお話が、この時世の出来事を背景に作られているようです。
たとえば、皆さんの記憶に新しい東日本大震災。
その震災で起きた大津波で、被害を受けた陸前高田の松の木が
モデルになった「松の木の歌」。
一番最初にあり、一番印象に残ったおはなしでした。
ヒョロ松さんのモデルになった松の木を、
私も応援してあげたいと思いました。

「あほうどり」というお話も印象に残っています。
まさか、島に残った１匹のあほうどりが・・・
ビックリしました。
絶滅危惧種のあほうどりのはなしです。
悲しい気持ちになりましたが、そういう生き物がいるということを、
子どもたちに知ってほしいですね。

まだまだ紹介しきれないたくさんのお話があるので、
是非、手にとってみてください。
小学生から大人まで、いろんな方に読んでほしい絵本です。