きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!
ふしぎな はこ(評論社)
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アフリカ・マリの昔話 生まれたばかりで父母を亡くした子供が、縁起が悪いと森に捨てられたが、森の動物たちに育てられ大きくなったある日、自分が村から捨てられた子供だと気づき。。 最後はハッピーエンドです 絵は大人向けでアフリカの村の様子や伝統的な衣類が見ていて面白いです
投稿日:2023/11/18
黒一色、大きなバオバブの木の枝に立ち、 はるか下の人のむれを見おろす一人の男の子。 枝の上で、静かに話をする二人の子ども。 なんて印象的な絵なんだろう。 枝の上でうたう、子どもの悲しいうたごえ。 その力強い黒一色の絵は、やがて悲しみの色に変わりゆく。 人が人をおそれること、心がしめつけられる。 人も、森の一部であることを忘れてはいけない。 森に育てられていることを忘れては、いけない。 子どもはみんなの宝物、森の奇跡。 アフリカ、マリの昔話に 感謝、感謝。
投稿日:2019/05/10
アフリカ・マリの昔話です。ジョレという村に一人の玉のような男の子が生まれたが、両親が次々に死んだのは、生まれてきた子どものせいだと言って遠い森に男の子を捨てに行った。男の子は、森の中で動物や自然に育てられて、木や虫やいしの話言葉も、夜空の星の音楽もちゃんとわかる強い子供に育ちました。けれどもある日自分と動物たちは、違うことに気がついてジョレの村に生まれ森に捨てられたこともすっかりわかってしまった。雨の季節になるとバオバブの木に登って”ジョレに雨降るな”と祈るようになって、ジョレの村には、日照りが続き村の人たちは食べ物がなにひととれなくなりました。猟師が男の子を見つけてそのことを知り、人々は反省して、男の子は、シチジ王の後継者になって深い知恵で国を治めたというお話でした。勿論村では、決して子どもをすてることは、なかったそうです。
投稿日:2018/09/20
アフリカ・マリの昔話ですが、注目したいのは、語り部からの再話だという事です。 アフリカには多くの語り部がいたというから驚きです。 もちろん、王国の伝承という事もあったようですが。 ジョレ村に男の子が生まれますが、すぐに両親が亡くなったので、 その子は不吉だと森に捨てられ、動物たちに育てられるのですね。 成長した男の子は、ある日、自分の運命を悟り、 バオバブの木に登って、村に雨を降らせないよう祈るのです。 日照りですっかり困り果てた村人たちは、男の子を説得し、歓待して、 やがては国を治めるのですね。 「子どもを捨てない」という教訓のための伝承のようにも感じますが、 子どもを大切にするという視点はうれしいですよね。 絵はアフリカ・マリ出身の画家によるもので、独特の空気感があり、 おはなしの世界観の説得力も感じます。 バオバブの存在感も感じました。
投稿日:2015/04/03
マリのバンバラ族の昔話、バオバブの木、、、どんなお話なのか、ワクワクしながらページをめくりました。 森に捨てられた子どもが、森の知恵に育てられ、人間のもとへ帰る、、、。森や動物たちとの共存の大切さを教えてくれているようです。 捨てられた男の子と、村の子どもがバオバブの木の上で話している場面がいいです。どんな話をしているのでしょう。 エッチングのような絵は、いきいきして見応えがあります。モノクロの絵と余白、そしてアフリカの大地のような差し色が、とても素敵でした。
投稿日:2012/02/23
アフリカのマリ共和国は将来行ってみたい国の一つなのでこの絵本を選びました。素晴らしい話に涙があふれました。人の心は人の温かみを持ってこそ悲しみを溶かす事が出来ると教えてくれた気がします。男の子は周りの動物や自然に助けられ色々な知恵を身につけ人を許すという心の優しい芯のしっかりした子に育って本当に良かったと思いました。男の子が君主となったことで安定した村になっていくと思うと嬉しくなりました。敢えて白と黒とで絵が構成されているのもとても素敵でした。
投稿日:2008/12/19
作者ではなく、語りジェリ・ババ・シソコというのにひかれて手にとった。日本にもある昔話とは少し趣がちがうのかなと思い読んでみた。 村に生まれた男の子。次々と両親が死んでしまい、生まれてきた男の子のせいだと村人たちに 森へ捨てられてしまう。 森で動物たちに育てられて、森の秘密や木や虫や星の声を聞くことが出来る強い男の子に育った。 ある日自分と動物は違うことに気づき、人間に捨てられた事にも気付いてしまう。 男の子は村に雨が降らず作物が実らないように願う悲しい歌をバオバブの木の上で歌うようになり、そして村には雨が降らなくなり作物がとれなくなった。 偶然森で男の子を見た狩人が雨が降らないのは男の子の歌のせいだと王様に報告する。村人は許してもらおうと踊ったり、料理を作ったりしたが、木から下りてこようとしない。 年が同じくらいの男の子を木の上に上げてたのんでみたら・・? 男の子は木から下りてきた。村には雨が降るようになり、男の子は王様の家で住み、いろんなことを教わり、王様は自分のあとを継ぐようにその男の子に言った。 どこの国にもこれに似たような昔話はあるんじゃないだろうか?災害を逃れるためにとか、怖い魔物にささげるいけにえとか、誰か一人の命を犠牲にしてその他大勢を守るみたいな。結局そんなことをしたらかえって災いを招き入れてしまうよ、というようなメッセージが感じられます。 今の時代にも通じる、自分さえ良ければいい的な考え方はいずれ自分にも何か良くない形で返ってくると思う。 6年生の読み聞かせで読んでみた。男の子が悲しい歌を歌うページの絵がとても印象的のようだった。白黒に近い絵で表情ははっきり描かれていないのに、寂しい悲しい思いを感じとれたようだ。
投稿日:2007/01/30
バオバブの木といえば…星の王子様☆ですよね。 ナビのメルマガでも画像が配信されたこともある ズングリムックリの愛嬌のある大木です。 そんなバオバブの木がタイトルになっていたので てっきり可愛らしいお話だと思い込んで読み始めました。 でも…このアフリカの昔話は 伝えたいことがとってもストレートでちょっと衝撃的でした。 風土や環境が違うと 昔話の雰囲気もこんなに違うものなのですね。 理不尽にも森に捨てられ 動物に育てられた少年が バオバブの木の上で唄う歌は とても悲しい歌です。 でも 村人たちが 少年に謝り 村で一緒に暮らすようになるあたりから どんどん話が展開していくスピード感は 日本の昔話と共通しているようにも思いました。
投稿日:2007/01/11
アフリカの昔話のようです。 森に捨てられた、男の子のお話です。 男の子の悲しみと、この絵の感じが、とっても合っていると思いました。 昔話は、そういうものなのかもしれませんが、淡々と都合よくお話が進んでいくので、ちょっと、物足りない感じがしました。
投稿日:2006/12/17
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