怪談えほん5。
題名を認識した途端、迫りくるホラー感。
表紙、よおくご覧ください。
花瓶が倒れ、椿の花が落ちています。
散る時に花のままボトリと落ちるので、「首が落ちる」的に、入院とかのお見舞いでは避けられる花…。
表紙の男の子が何気なく気付いた、蝶番の音。
よくよく見ると、お化けが挟まれて叫んでいるように見えるのですね。
さあ、大変、キイキイ鳴る見るもの全てがお化けに見えてきます。
その造形も相当なものですが、実はサブストーリーも静かに不気味に進行しています。
表紙にはあった椿の花が消えていますが、
途中で、不思議な女の子が髪飾りにつけ、玄関に落ちていた靴をはき、
三輪車で男の子の行く先を追っています!
ラストはどう解釈したらいいのでしょうか?
不気味な余韻が残ります。