「おもちゃびじゅつかんで かくれんぼ」 みんなの声

『LOST IN THE TOY MUSEUM』が原題。
作者がお気に入りの、ロンドンにある「子ども時代の博物館」がモチーフになっているようです。
夜、消灯後に、目を覚ますおもちゃたち。
これは素敵です。
長老のねこのぬいぐるみ、パンドンがリーダーのようですね。
きちんと点呼を取って、身だしなみも整え、美術館の歴史について講義。
ところが今夜はその講義中にみんな一斉にいなくなります。
訳のわからないパンドンの前に、一枚の紙「さがしにきてね！」。
なるほど、かくれんぼの始まりですね。
夜の美術館、少し怖いですが、人形の家、劇場とワクワクする場所なので平気ですよ。
途中、新たな紙切れを発見、？？？のまま進んでいくパンドンさんと一緒に
こちらまでドキドキです。
「ピンポン！」、「ブッブー！」とは愉快です。
パンドンさん、おもちゃたち、今夜も楽しんでるかなあ。
パンドンさんの紳士風の存在感が素敵でした。

もともと、実際にロンドンにあるおもちゃ美術館（正式名所「子ども時代の博物館」）が舞台となってる絵本です。
作者が小さい頃から通って見てきたお気に入りたちが本のなかにいるようです。もし博物館に行く機会があったら、是非この本を片手に探してみたいものですね。

さて、ストーリーですが、お客さんが帰った後の博物館が舞台です。まるで、童謡のおもちゃのちゃちゃちゃのように、おもちゃたちが動き出します。といっても、ちゃんと出席をとったり、壊れた個所がないかチェックしたりもしてるようです。
そして、ある晩、一人を残してみんなは隠れてしまいます。
残してあったのは、「さがしにきてね」と書かれた紙だけ。
そして、紙の通りに探しに行きます・・・。
おもちゃたちが夜、こんな風にのびのびと遊んでるのを想像したら楽しいですね。絵も見やすくてよかったです。

おもちゃが夜中に動き回っているストーリーがとっても面白かったって言っていました！！子供が知らない世界って感じで、うちの子はワクワクドキドキな感じでした！！私はこの絵本の絵がなんか気に入って、かわいいな〜って思って見ていました。

いろいろな種類のおもちゃがわんさか描かれていて、とてもにぎやかで、見た目にわくわくします。その絵につられて手にしたのですが、正直、ストーリーは・・・？？？こどもも、あれれ？といった反応で、ちょっと期待外れでした。「絵を見て楽しむ」という意味では、楽しめます。

ここはおもちゃびじゅつかん。
夜、鍵が閉まると中のおもちゃが動き出します。
でも毎日、年寄ネコのぬいぐるみバンドンさんの指揮で点呼を取って、壊れてないか確認して、運動しての繰り返し。
ある日、他のおもちゃたちががバンドンさんを喜ばせようと・・・

お気に入りの作家、デイヴィッド・ルーカスの独特の絵はここでも健在。
細かいところも丁寧に書かれています。

まず折り返しの部分を見て、一目でお気に入りの人形を見つけた娘。
それからページをめくる度にその人形を探します。
こんなおもちゃびじゅつかんに行ってみたいです。
もちろん、夜中に！

「ここ（うち）のおもちゃも夜になると動き出すよ！」と
言ってうきうきと、「ピンポン」「ブッブー」の張り紙だけを
娘は読みます。

真面目なバンドン、まんまとみんなにしてやられました。
でもかくれんぼ、とても楽しそうでした。
朝が来るまでこんなおちゃめな生活しているおもちゃたちが羨ましい＾＾

夜のおもちゃ美術館、ひとつでもいなくなると大変と、点呼に力を入れる、老猫のぬいぐるみ。
出席、体操、点検、美術館の歴史･･･、規律を重んじる彼ですが、おもちゃ達はスキをみて、ひとつ、またひとつと、抜け出していきます。
そうして、始まったおもちゃ達のかくれんぼ。その先にあったのは･･･、老猫バンドンへのサプライズ☆

最初、この本のタイトルを見たとき、読者に向けた探し遊び？？と思いました。
ところが、読者にとっても、バンドンにとっても、予想しなかった展開！！
規律も大切だけど、ちょっとしたあそびゴコロは、もっと大切☆
そんな思いが、ふっと浮かぶお話でした。

本が大好きな息子。
初めて見る大きな本に大興奮。

本を開くとたくさんのおもちゃたちの絵が広がります。

息子の大好きなページは「さがしにきてね」のページ。
なぜかこのページになると、ネコのバンドンのアップの絵を見て
ベビーサインで帽子と何度もしてくれます。
帽子は最後のページ以外はずっとかぶっているのに不思議です。

まだ息子にはちょっと早いかなーと思っての購入でしたが、
今、一番大好きな本になりました。