これは面白かったですねえ!
こっけいで奇怪な、日本昔話の醍醐味にあふれた作品です
山寺にすむ和尚さんとずいとん、という名の小僧さん。
ある日、和尚さんは、村に出かける用があって、ずいとんに留守を頼みます。
本堂でお経をあげているうちに居眠りをはじめたずいとん。
しかし、どこからか、「ずーいとん」と呼ぶ声が…
話のうまさ、面白さにも脱帽ですが、
この絵がまた、素晴らしいですね。
とても細かいところまで描かれていて、
昔の道具類の様子がよく分かって、大変面白く感じます。
そしてなにより秀逸なのが、ずいとんさんやきつねの表情!
実に愛嬌があってなおかつダイナミックです。
それにしても、このきつね、賢いなあ…
(ちょっと抜けてもいますが)
うちにこないかなあ〜なんて、考えてしまいました。