表紙絵の「一つ目小僧」を入れて、全部で21種類の妖怪たちが紹介されていました。
物語などによく登場する聞き覚えのある妖怪がほとんどですが、子ども向けの妖怪図鑑なので、このくらいのページ数の紹介がちょうどいい感じに思えました。
もともと軽部さんは「怖い絵本」を数多く描かれていて、おどろおどろし妖たちの姿も、(人を脅かしたり怖がらせたり…)それだけでない何かを感じずにはいられない。と思ったのは私だけではないと思います。
中表紙(標題紙)のタイトルの描き方にも雰囲気があって、いいななぁと、思いました。
描く妖怪の紹介の仕方は、ほぼ1体1ページ。
とても丁寧に見やすく描いてくれています。
解説は長すぎず、その妖怪の特徴がわかるくらいの表記で読みやすかったです。
大人が読んであげるなら、5,6歳から。大勢のお子さんに紹介するなら、全部を読むよみきかせではなく、ブックトークのほうがお薦めです。(妖怪によっては背景に同化していて、遠目がききづらいので)