人物の絵は、絵が上手な小学生が描いたような勢いのある物であるのに対し、食べ物の絵は細かく描き込まれていてとてもリアル。本を開いただけで思わず香りを深く吸い込みたくなってしまいます。
出てくる風景が、どことなく懐かしい一昔前の町並みなのも良いですね。
子供達は商店街を知らないので「このお店は何屋さん?」「お風呂やさんがあるの?」と興味津々で眺めています。
よく見ると、オムライスを作るお父さんが肉とたまごのお店で買い物をしていたり、魚屋さんでお母さんが夕ご飯のさんまを買ったりしていて、眺める度に発見のある楽しい絵本です。