「としょかんねずみ」の続編。
「としょかんねずみ」があまりにも面白かったし、「2」のレビューもよさそうだったので、図書館で探して借りてきました。
図書館の子供の調べ物コーナーの小さな穴に住んでいるねずみのサム。本を読むのが大好きで、本を書くのも大好きな、秘密のベールに包まれた作家であるサムですが、今回とうとうある一人の男の子に見つかってしまいます。サムとしたことが足跡を残してしまうとは、大失態でしたね。よほど慌てていたんですね。
だけど、サムのことを見つけた男の子トムは、面白おかしくサムのことを言いふらしたりしません。あの手この手で、怖がっているサムとの距離を縮めていきます。
結局一度も顔をあわせていないサムとトムですが、次第に2人の素敵な合作が出来上がっていきます。
もうドキドキ!ワクワク!ゾクゾク!
図書館という小さな世界の中で、不安、緊張、期待、楽しみ、嬉しさ、友情…いろんな感情が入り交じるお話。本当によくできているなと感心してしまいます。
1年生&5歳の子どもと読んでいますが、二人共あっという間に「としょかんねずみ」のファンになりました。まだ読んでいない方はぜひ。長めのお話ですが、5歳くらいなら楽しめるはずです。
そして、できれば1作目の「としょかんねずみ」から読むことをオススメします。