まさかまさかの「からすのパンやさん」の続編!
これほど読むのを楽しみに待った絵本も珍しいです。
あの4匹の子どもたちが立派に成長し、自分たちでしっかり考え新たなことに挑戦していく・・・
絵本は基本的には子どもが読むもの。その子どもたちが未来へ生きていく力となるような作品を・・・そんな作者の思いが伝わるようでした。
内容もまた、前作のパンやさんに劣らぬ素晴らしい内容で、子どもたちの大好きなお菓子が色とりどりにたくさん描かれています。
洋菓子だけでなく、おじいちゃんの希望にそって和菓子まで!特に今の季節は水まんじゅうが美味しそうで、つい食べたくなってしまいました。
最後は更におめでたい話に発展し、私もまるで我が子のことのように嬉しさで一杯になりました。
からすのお父さん、お母さんも、息子が立派に成長し、しかも自分たちのパンやの隣におかしやさんを開いてくれたのですから、これ以上の幸せはないですよね。
「そんなこんなで」も健在で、新しいのに懐かしい、最後は紅白饅頭と、たい焼きで、一層「めでたい」お話に仕上がっていて、大満足の1冊です。