キャベツ姫」 みんなの声

キャベツ姫 作・絵:エロール・ル・カイン
訳:灰島 かり
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2002年
ISBN:9784593504107
評価スコア 4.68
評価ランキング 2,206
みんなの声 総数 18
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  • ネーミングもストーリーもスパイスが効いて

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    エロール・ル・カインの絵本は、最近「アルフィとくらやみ」を読んだんですが、こちらの絵本はまた全く違った印象の昔話のような絵本でした。
    後書きには、その作者の想いとか、生い立ちとかが見えてくるので、私はこの部分を読むのが結構好きなのですが…。
    作者は1941年誕生、1989年没。と短い生涯だったようです。せっかく素晴らしい才能をお持ちだったのに、新作に出会えない事実に気づいてしまいました。う〜、残念。

    「キャベツ姫」いいです。ネーミングも、ストーリー展開も、とってもテンポがよくって、ちょっぴりスパイスが効いた感じがまた素敵でした。
    表紙の絵にもなっているキャベツになってしまった姫と、トマトやニンジンなどになってしまった姫の周りの侍女たちの姿を描いたページは、やはり他のどのページよりインパクトがありました。

    最後に登場する森の王の息子が、ちょっと…。私の好みからいくと、うぬぼれ屋の王子とどの辺が違うの?というくらいナルシストっぽい絵柄だったのが気になりましたが、そのほかはいうことありません!

    うちではまだ子ども達にお話ししていませんが、少々長い物語なので、聞いている時間を考えると、年齢の低い子にはきついと思います。
    高学年向けの読み語りなどにどうでしょうか?

    投稿日:2009/06/16

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  • ユニークな題名に引かれました

    エロール・カインの作品でお姫様ものということ、お姫様ものでありながら、「キャベツ姫」というユニークな題名に引かれました。

    怒りんぼうで、口の悪い王様。暴君的な性格の人を象徴的に表していますが、一般社会でも王様的な人はいそうだと思いました。

    途中の展開もさることながら、オチもおもしろかったです。

    特に、王様がボロを着ている場面が、それまでが優雅で豪華絢爛だっただけに哀れさがまして見えました。

    言葉には言霊が宿るといいますし、悪い言葉は悪い運命を招いて行くようにも思います。

    言葉の大切さをこの絵本を読んで再認識させられたような気がします。

    投稿日:2009/04/09

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  • 口は災いのもと

    • チーボさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子13歳、女の子10歳、女の子5歳

    自分が子供のころ、エロール・ル・カインの「いばら姫」が大好きでした。
    この「キャベツ姫」は、お姫様お姫様していない内容なので、子供のころはあんまり興味を持てなかったのですが、大人になってから再読してみると、絵がすばらしく綺麗で幻想的なのはもちろんなのですが、内容も風刺が効いていて面白いです。

    タイトルどおり、キャベツ頭にされてしまうお姫様のお話なのですが、
    呪いで姿を変えられちゃうのはお姫様だけじゃない
    お后さまはめんどり、王子様はくじゃく、次女たちも野菜に、大臣たちはぶたに…
    それもこれも王様の暴言のせい。
    口は災いのもとと言いますが、最後には自分までも自分の言葉でボロボロの哀れな姿にしてしまます。
    言葉使いの気になる人は、眉をひそめるかもしれないこの王様の暴言が、実は読んでいて小気味いいです。
    森の王の策略にしてやられたものの、最後には王様が改心してハッピーエンド♪
    子供たちはお姫様モノのおとぎ話というよりは、面白いお話という感じで楽しんでました。
    絵が綺麗なだけじゃない、オリジナルな作品なので一読の価値ありです。

    投稿日:2008/05/02

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  • ゴージャスな絵

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    昔話なのかと思ったら、作者の創作です。
    昔話風なおはなしの展開で、絵もレトロな色合いで違和感なく読めます。

    作者の絵はほんとにロマンチックで、女の子が憧れる世界ではないでしょうか。
    その想像力に感心させられます。

    口の悪い王様のせりふがおもしろいです。
    思いっきり声に出して読むと、ストレス解消になりそうですね。
    図書ボラ仲間には、子どもが真似るからと躊躇される方もいます。
    むずかしいところだなと考えさせられました。

    投稿日:2007/11/21

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  • 耳が痛い!

    怒りにまかせて言った言葉が本当になる。
    なったらどうしよう!!!
    言っては後悔する私には耳の痛いお話です。
    とりあえず娘は、おばかさんで悪い子になっちゃうわよね。
    このお話、王様の周囲にいた人々はえらい迷惑でしたね。怒りにまかせてひどいことを言う人って、こうして周りの人に迷惑もかかっちゃうよ。
    怒りの言葉を浴びせられる事の多い私自身、ちょっぴりお妃様達に同情しました。

    昔話にありそうなテーマで、楽しく読みました。
    娘も眠い目をしょぼしょぼさせながら、この長い話を最後まで聞いていました。

    投稿日:2007/06/10

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  • 口は災いの元!

    口は災いの元!とでも言うべき、とても滑稽なお話!

    表紙からは、とても奇妙でどんなお話なの?と
    考え込んでしまいますね。

    口の悪い悪たれ王は、何でもてにはいるのに
    文句ばっかり言ってるひどい王様なんです。
    こんな王様には、正直、ついていけませ〜〜〜ん!!って
    アッカンべーしたくなりますね☆〜(ゝ。∂)

    少し長めのお話しですが、さすが灰島かりさんの翻訳!!
    どんどん、読者を惹きつけます。一気に読んでしまいました。
    この奇妙な挿絵がいい持ち味を出して、
    お話しをより膨らませてます。

    ラストは、こりゃまた滑稽で、最後まで何故ここまでしなくちゃ
    いけなかったのか?って思うほど!
    でも、そこがこのお話しのおもしろいところですね!

    投稿日:2007/03/02

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  • 皮肉めいたお話。

    • 梨華さん
    • 30代
    • その他の方
    • 北海道

    表紙のイラストだけ見ると、どんなお姫様なのでしょう?と思ってしまいますよね(o^_^o)
    お姫様がキャベツ姫となってしまった理由は、悪態をつく王様が原因。
    この王様の様な人に心当たりはございませんか?(^_^;)
    自らが原因で、こんな苦い経験をすると王様に限らず少しは変わる事が出来るでしょうかね?
    お姫様にとっては、災い転じて福となすといったところでしょうか(o^_^o)
    皮肉めいたお話ではございましたが、面白い作品でした。

    投稿日:2006/07/31

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  • 美しくて滑稽な世界

    おこりんぼうの王様の言葉が、次々と現実になっていきます。
    お后様はめんどりに、お姫様はキャベツに、大臣たちは豚に…。王様はとうとう泣き出してしまいます。
    どうしたら呪いは解けるのでしょうか。そして、森の王の目的とは?

    ル・カイン自身が物語を書いた本を読むのはこれが初めてでしたが、物足りなさはまるで無く、むしろ独特のユーモアが効いて最後まで面白く読むことができました。
    絵も文句無しに美しいので、息子がもう少し大きくなったら読み聞かせてあげようと思っています。

    投稿日:2006/06/28

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