うちは精肉店」 みんなの声

うちは精肉店 文・写真:本橋成一
出版社:農山漁村文化協会(農文協)
税込価格:\2,200
発行日:2013年03月
ISBN:9784540122224
評価スコア 4.6
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  • 牛職人を見た!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    まさに、この一家は「牛職人」だと思います。
    代々稼業として行ってきたからとはいえ、家族だけで牛の屠畜から細かい部位までの解体見事な職人技でした。
    絵本は白黒の写真で、1つ1つの作業を見せてくれる作りになっています。なので、カラーで見たらたぶんかなり生々しいショットもとても冷静にその職人技だけが見えてくる感じがしました。

    「牛の皮」で太鼓をつくるというのは聞いたことはありましたが、こんな風に作っているんだと、初めて知りました。
    最後にこの絵本を作成した著者と「北出精肉店」のご主人(昭さん)と若ご主人(新司さん)の対談のページがあります。
    絵本だけでなく、詳しく知りたい人はこちらもぜひじっくり読んでみてください。

    小学校の高学年以上のお子さんたちなら、読み聞かせにもお薦めですが、“白黒の写真”を使っている絵本ので、あまり人数がいるところや広すぎる場所での読み聞かせだと、光の加減で遠目が利かないかもしれませんので、
    読み聞かせに使うときは、会場や人数に無理がないところで使ってみてください。
    読めば読むほど味わいが増す作品だと思います。

    投稿日:2014/02/06

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  • 敬意を感じました

    人間に食べられるために死んでいく牛達。
    その牛を屠畜する仕事を詳しく取材している一冊です。
    命を頂くからこそ、牛を大切に扱い、「鳴き声以外捨てるところがない」というほど余すことなく何かに使っていく。
    その姿勢が本当に素晴らしいと感じました。

    投稿日:2022/01/07

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  • 牛と牛肉のあいだに

    牛と牛肉の、その間にある工程が物語が、モノクロの写真によって、語られます。
    牛を育て、食肉処理し、切り分けて、小売する。
    その全てを行う精肉店。
    その覚悟や思いのようなものが画面から伝わってくるようでした。
    モノクロの写真というのが、生々しさを軽減していて、配慮されているんだろうなと感じました。

    投稿日:2020/06/03

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  • いのちをいただく

    • てつじんこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子9歳、男の子7歳

    牛肉、豚肉、鶏肉などが、生きた動物だったことは、当然誰でも知っています。でもその動物たちが食べ物になるまでの過程でどんなことが行われているのか、私たちは知る機会がほとんどありません。
    この本は、そんななかなか知る機会がない部分を、豊富な写真とフリガナつきの分かりやすい文章でとても丁寧に説明してくれます。
    食べることは、いのちをいただくことだということを教えてくれます。
    子どもたちにも絶対に読んでほしい1冊です。読むべき1冊だと思います。

    投稿日:2019/09/20

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  • 絵本というより写真集というかドキュメンタリー。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳

    「しんでくれた」に始まり「いのちをいただく」「希望の牧場」とどんどん自分の中で大切にしたい本が増えて、この本もその中の一冊に加わる事となりました。お肉大好き!という方は是非読んでね。私たちはもっとたくさんの人や物に感謝して生きないといけないな。

    投稿日:2017/08/04

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  • 尊敬すべき職業人

    • ゆきぽんずさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    まず、絵本の表紙を子どもたちと眺めました。
    背景に白い何かがぶらさがっている、何だろう・・・牛?
    白いエプロン姿で4人の方々がにっこりしている。

    おはなしの舞台は、大阪にある小さな屠場です。
    そこで、今日最後の屠蓄が行われます。

    「とじょう?」「とちく?」
    子どもたちにとって初めて耳にする言葉ですが、
    おはなしを読み進めていくと、言葉の意味や
    牛が生きものから食べものへと変わっていく様子も
    文章と写真で感じ取っていきます。

    牛の体は「鳴き声以外すてるところがない」といわれるほど、
    さまざまなことに生かされています。

    「太鼓にも使われているの!」

    子どもたちにとってお祭りなどで身近な存在の太鼓も、
    牛のいのちをいただいて作られていることを知り、
    とても驚いていました。

    「人は、いのちをいただくことで生かされている。
    牛の肉が人のからだになる。
    生きるということはいのちをつなぐということ。
    だから、牛に感謝し、誇りをもってこの仕事をしてきたんだ。」

    北出昭さんの言葉から、
    わたしは人間としてもっとも尊いことを教わったように感じました。

    大人数での読み聞かせは、まだ行ったことがありませんが、
    尊敬すべき人、素晴らしい職業人として
    いつかこの本を紹介したいと思います。

    投稿日:2015/05/06

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  • 命をいただく

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    当たり前に食べているお肉がこんなふうに精肉されているとは・・・。
    生き物の命を頂いているのだということをリアルに痛感できる一冊です。
    写真のため、リアル過ぎて食欲をなくすかも!?うちの娘は、かなりショックを受けていました。感謝してお肉をおいしく頂いていこうと改めて思います。

    投稿日:2015/01/22

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  • 映画「ある精肉店のはなし」でも紹介される、大阪貝塚市にある
    精肉店の屠畜場の写真絵本。

    牛の解体される様子が、白黒の写真とともに紹介されます。

    私たちがふだん、スーパーで並んだお肉を見ても、意識しない「いのち」
    をいただくということを教えてくれる一冊です。

    巻末で語られることは、主に大人向けのものとなりますが、
    「いのちをいただくという一瞬をはさんで、牛は生きものから食べものになるんです」という言葉には、私たちがふだん目にすることがなくなった瞬間を示しています。

    生きものから食べものに変わる。その瞬間があり、それが行われる場所があり、
    さまざまな過程を経て、私たちのもとに食べものが届く。
    この本を読むと、そうしたことを知ることができます。

    そこから、考えるべき教訓などは、さまざまで、
    子どもにも大人にも難しく、十分な時間と深い思慮が必要だと思います。

    でも、まずは「いのちをいただく」ということに対する想像力が得られると思います。
    そうして、日常のものの見方が少し変わり、食べものに対して
    本当に「いただきます」と思えるようになれば、いいなと思います。

    投稿日:2014/10/31

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  • 現実を学ぶ

    自分たちが育てた牛を屠る仕事で生計を立てる北出精肉店。
    その屠場を閉めるということで作られた絵本です。
    日頃口にしているお肉ですが、どのようにしてお肉になっているのか、何となくタブーのように思っていたので、私自身が初めて目にしたのだと思います。
    解体される前の牛の仕草がたまらないのですが、牛が物になったとき、北出さん家族の作業はお肉屋さんにてっしています。
    衝撃的な絵本ですが、現実を知るということの重要性を考えさせられる絵本だと思いました。

    投稿日:2014/03/27

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