「にじいろのさかな」 みんなの声

こんなきれいな本は初めて。ついうろこをごしごしこすってしまう。きれい過ぎることによってなかなか友達ができない魚。その魚が自分のうろこを最初はいやいやながらやっていたのに，そのうち喜びに変わっていくというシーン。私にできるだろうか．大切なものは絶対他人には渡せないものなのに．やさしい心の持ち主になりたいと思った。

最近，小さいサイズの本が出たので，小さいお子さんにはこちらのほうがおすすめです。カラフルな挿絵にきらきら光るうろこは，娘がページをめくるたびに触って確認しています。自分のもっているものを分け与えて，仲間を得るという話は，自分のおもちゃは自分のもので貸してあげるのはイヤ！という娘にとって，少しは考えるところがあったのかもしれません。おいしいものを食べると，必ずわたしにもわけてくれるようになりました（笑）。

アメリカで１９９５年にBook of the Year　ABBY賞を取った作品。キラキラと光るウロコが本屋さんでもひと際目立っていました。娘の反応はやっぱり上々。内容はもちろんまだ理解できないけど、キラキラ光るウロコと優しい色彩の絵に魅せれて、またまた大好きな一冊になりました。内容は一番大切なキラキラウロコと引き換えに、もっと大事な「ある物」を得る、というお話。お話が解るようになってるお子さんにはとっても良いと思います。

きれいなうろこがご自慢のにじうお。でも、きれいなのを自慢いていつも一人ぼっちでした。そんなにじうおがたくさんの友達ができるまでのお話です。人を思いやる心、やさしい心、そんな気持ちを考えさせられる絵本です。子供と一緒に大人も考えたいですね。