読んでいて、このお話は作者自身が実際に観察したことではないのかなと思いました。あとがきを読むと、やはりかたつむりを飼って観察したということが書いてあり納得しました。
かたつむりが食べたものと同じ色のうんちをするということは、本で読んだことがありました。
「すきになりそう…」とは何のことがわからなかったのですが、ぼくはおじいちゃんからもらったかたつむりがきらい、えさのにんじんもだいきらいなのです。
ふにゃふにゃしたかたつむりが、固いにんじんをどうやって食べるのかな?と不思議に思ったのですが、「ゆっくりとかすように」とあり、なるほどと思いました。
面倒をみているうちに情がうつっていくのですね。
にんじんがどんどん食べられても葉っぱは茂っているなど、観察してできた作品ならではの楽しさでした。
最近、にんじんのことを嫌いな息子がこの本を読んで、にんじん好きになってくれるといいなと思いました。