「ねこじゃら商店　世界一のプレゼント」 みんなの声

5編のお話それぞれが趣が違って、読み応えがありました。
前作から続けて読んでいて、白菊丸がとても妖しげでちょっと怖いような印象もあったのですが、最後のサンタさんのお話では白菊丸の優しさを感じました。
1編の物語を読み終わるごとに、お話の続きはその後どうなったのだろうと、あれこれ思いを巡らせてしまう1冊でした。

なんでもそろうねこじゃら商店。
店主は年とったぶちネコの白菊丸。
お店に置いてあるものも、どれも素敵なのですが
（この本に登場するものだったらてんぐの鼻ぶくろが
いいなあって思いました。とってもあったかそうで）
店主である白菊丸もほんとに魅力的！
ニャゴニャゴ笑ったりつぶやいたりする様子が
我が家のにゃんこみたいで。ぶちねこじゃないし、年を
とってもいないのでアレですけど。そしておノラでも
ないから、我がねこ達のあとをつけていってもねこじゃら
商店にはたどり着けないのだろうなあ。残念。

インパクトのある表紙にひかれて読んでみました。
ねこが店主で、なんでもそろう「ねこじゃら商店」。人間はのらねこに案内してもらわないとたどりつけない。そんな設定からしてわくわくします。
いくつかのお話が入っていますが、どれもちがって、おもしろいです。
特に最後はクリスマスプレゼントにまつわるお話なので、クリスマスの読み物としてもおすすめかと思います。

また、短編集なのですが、今回は短編の１つにサンタさんの話がります。忘れた歌を思い出したい女の子に歌を思い出させたいサンタさん。良い効果のオルゴールを見つけたので買いますが、珍しく、白菊丸がサンタさんにサービスでオルゴールをもう１つつけます。それは、、、クリスマスプレゼント。

粋なことをする白菊丸が良かったです。

大人も楽しく読める本でした。

ただ、長いので1日に短編１つ程度を親が読み聞かせする形で読みました。我が家の7歳児にはちょっと読み切る集中力が不足していました。