「ぼちぼち」は根っからの大阪人である私の口癖です。
行き詰った時は「ぼちぼちやるわ〜」、
迷っている友人とは「ぼちぼちやろな〜」、
答えづらい質問には「ぼちぼちです」…
新米ママになった以降、この「ぼちぼち」という台詞は更に頻繁に登場するようになりました。
育児って本当に「ぼちぼち」ですよね。
私だけかもしれませんが、決して「テキパキ、シャキン」とは行きません。
育児書通りには行かない育児、
思い通りにはならない家事、
捻出するのが難しい自分の時間。
そんな日々を懸命に過ごす中で、子持ちの友人との合言葉は「ぼちぼちでええやんな〜」です。
そんな私の心をぐっとつかんだのが「ぼちぼちいこか」です。
洋書なのに大阪弁に訳してる、
絵はオシャレなのに大阪弁で面白い!
それ以上に内容が最高です!!!
色んな職業を夢見て挑戦するかばさん。
でも、簡単に思い通りには進みません。
しかし、へこたれる事なくバリエーションに富んだ仕事に挑戦するかばさん。
しかし、上手く行かずないばかりか笑いを誘う結果ばかり。
そんなかばさんはどういう行動に出るのでしょうか?
「そうやん!私も焦らんとそうするわ〜」と大阪弁で同意したくなるような結末が待っています。
母親である私の心を掴んだ一冊ですが、1歳の娘も釘付けです。
耳慣れた大阪弁が心地よいのか、
かばさんが可愛いのか、
ママの楽しそうな様子が嬉しいのかはわかりませんが、
本棚から自分で持ってきてくれる事もあります。
もう少し大きくなって、自分と周りのお友達の違いで思い悩むことがあったときに小さい頃にママに読んでもらったこの絵本を思い出して欲しいです。