松岡達英さんの2009年の作品。
松岡さんといえば、科学絵本の第一人者として知られていますが、「ぴょーん」に描かれた動物の跳躍の姿が印象に残っています。
物語はいたってシンプルで、動物や虫の子どもが石にぶつかって泣き出すシーンから始まります。
登場するのは、カエル、ダンゴムシ、犬、豚、猫、女の子。
特に良いのが、子どもの大好きなダンゴムシ。
ダンゴムシが泣き出すという発想が◎。
有り得ないのですが、ダングムシが好きな子どもは多いので、たまらないシーンだと思います。
最後は、皆のママが登場して
魔法の言葉「いたいの いたいの とんでけーっ」を投げかけるのですが、最高の治療法なのでしょう。
シンプルなだけに、インパクトの強い作品に仕上がっています。
ストーリー、絵とも良いし、リズム感も充分。
さらに、ママ達が子どもを抱きしめるシーンは、共感せずにいられないはずで、超オススメの作品です。
2歳からとなっていますが、分かり易い作品なのでファーストブックの次位のイメージでOKだと思います。