小学校に入学したばかりの男の子ですが、
家でも学校でも怒られてばっかり。
「おこだでませんように」と一生懸命願いを込めて、
七夕のたんざくに書き込みます。
採った昆虫を見せて女の子を泣かせてしまったシーン、
恐らくお友達に頼まれて給食をお椀いっぱいに
盛ってあげているシーン、
サッカーの仲間に入れてもらえなくて、
友達にキックして友達を泣かせてしまったシーン、
それぞれ先生に怒られているシーンが描写されていますが、
冷静に見ると、
彼もそれなりに理由や思いがあって、やったことなんです。
いつも3歳の息子に怒ってばっかりの私。
ついカッとなってばかりで、本当に反省。
これからは、怒る前に、どういう気持ちでそうなったのか、
どういう理由があったのかを、きちんと考えてあげようと
そう思わせてくれた一冊でした。
一方、この本を読んだ3歳の息子も、
自分に重ね合わせて、
何回も何回も読んでいたみたい。
最後の「七夕さま、ありがとう、ほんまに ありがとう」の
ページは、ほとんど暗誦できるくらいになってしまいました。