3歳9ヶ月の息子に読んでやりました。このシリーズは3作目ですが、とても気に入っているので読んでやりました。他の2作とは特につながりはないので、どこから読んでやってもいいですよ。丁寧に話が作られていますね。
森の動物たちはとてもいいにおいのスープが香るのに、その元をたどろうとするといばらに囲まれたおそろしい魔女の家。みんな入れなくて困っていると、ハリネズミくんがとことことはいっていく。おそろしい魔女とは名ばかりで、とかげのおばあさんが美味しそうなかぼちゃのスープを作っている。それを賞味させてもらい、お礼にお手伝いをすると、また明日おいでといわれる。それを見ていた動物たちは翌日も見張っていると、ハリネズミくんがふたたびおばあさんの家へ。みんなで穴をほっていくと、とかげのおばあさんが美味しそうな豆のスープを作っていた。でも、トカゲ用のおなべは小さすぎて一口しか食べられない。そこでみんなで協力して、大きな鍋でトマトとじゃがいものスープを作る。それがきっかけでおいしいスープ屋さんになったとさ。
見ているだけで美味しそう!息子も思わずずるっとつばを飲んでいるのではないかと思いました。ちょっとはらはらどきどきさせるところもありますが、こわいシーンはまったくなく、むしろとてもやさしく素直な展開。最後はよかったね、と息子も一安心して、スープを作ってねと言われました。スープが大好きな子はぜひ読んでみて欲しいですね。