絵が語る歴史、ということで時代の流れを絵画で楽しめる絵本です。
古代エジプトからはじまり、神話の世界。そして現代まで。
4歳の息子は特に絵探しすることもなく、
昔の人ははだかんぼだね。ということに注目しながら見ていったのですが…。
「真っ赤な街」から急に興味を持ってみるようになりました。
私も怖い絵だな…と思ったんですが、第一次世界大戦の絵でした。
「赤いのなにかな。あかいねー」
と、赤いっぱいなことが気になってしかたがないよう。
戦争の絵。というこというべきか悩み結局言えなかったのですが
どんなかんじ?と聞くと
「こわいねー」と。
絵から時代を感じ取っていることが伝わってきました。
そして続いての「ゲルニカ」ピカソ。
こんな絵見せちゃっていいのかな?と、ページを素早くめったら、なんと戻されました。
そして「この人はなんだろう。この人は何をしてるのかな」と
絵を見ながらディスカッション?が始まったのです。
説明文を読んであげたら
「この人が泣き叫ぶ人かな。この顔が苦痛にゆがんだ顔かな。これは火事かな」
一つ一つ丁寧にモチーフを見ていきます。
こんなにちゃんと絵を見るとは思っていませんでした。
ピカソってすごい、名画ってすごい!
本物の絵って4歳も虜にしてしまうんですね。
私自身ピカソの絵って難しいなーと思っていたのですが、この絵本を通して子供に絵の見方を教えてもらったように感じました。
様々な絵画がのっているので、お子さんの好みが見えてくる
入門にぴったりな絵画絵本だと思います。