アンパンマンの作者、やなせさんの絵だったので気軽に借りてみました。
みなしごのライオン、ブルブルを犬のムクムクが本当の母親のように育てます。
ブルブルは立派なライオンになり、サーカスで活躍します。
しかし、母親に会いたくなってオリから逃げ出します。
母親に会えましたが、逃げ出した危険なライオンとしてブルブルは銃で撃ち殺されてしまいました。
何もしない優しいライオンで、ただ母親に会いたかっただけなのに・・・。
最後は母親を背中に乗せているシーンで終わります。
恐らく母親も死んでしまって、天国で一緒に暮らせていると言うラストなんだと思います。
親子の愛情、人間の身勝手さ、色々考えられる作品です。
読んでいて、涙が出てきます。
二人とも、天国で幸せに暮らせているといいです。