まついのりこさんの絵本は、特に意識することなく小さい頃から子どもに読み聞かせる機会がありました。「おすすめの本」として出ていることもありますが、絵が良い意味で単純で親しみ易いこともあり、自然と手に取るようになったのだと思います。
息子は絵本の好みが割と限られていて、これまで与えても見向きもしなかった絵本も少なくないのですが、普段から数字に興味を持っていること、6月になり時計に関する絵本の特集が図書館で企画されていたこともあり(少し難しいかも・・・?)と思いつつ読ませて見たところ、クイズ感覚で「これは○○時、△△時半」と言い当てるのには驚きました。特に天才的な子でもありませんし、むしろ気が小さく、ゆっくりな部分の方が多い息子です。この時期は興味の有無で受け取り方が大きく変わるのでしょうが、幼い子にも理解し易く工夫されているということは確かです。とけいのほん2も続けて読ませてみたいと思いました。
いずれは時刻を正しく読むことは必要となりますが、幼いうちは焦ることなく、1つの物語として読み聞かせたり、「絵が可愛いね」という感じで楽しめれば十分でしょう。また、時計の学習が苦手な子なら、入学以降にこの本を使って時計の読み方を学ばせられると思います。
そういう意味では長い間親しめる1冊ですね。