「つんつくせんせいととんがりぼうし」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

なぜか息子がつんつくせんせいシリーズが好きで、こちらの絵本も読みましたが、やっぱり好きになれません。
つんつくせんせいが作った下手くそな帽子に、なんで子どもたちも執着するのか、小猿が取っていった帽子が魔法使いの手に届き、なぜかつんつくせんせいの帽子までもが本物の魔法の帽子に変えてもらって得をする…。
つんつくせんせいは何にもしてないのに、得をしたように見えてしまって、読み終えても不満が残ってしまいました。

つんつくせんせいとこどもたちが劇用に魔法の帽子を手作りします。
ところがその帽子を芸人に貸した後に戻らず…。
素直に腹を立てたり、なかなかいないせんせいでつんつくせんせいらしいなーと思いました。
最後でびっくり！です。これはいいですねー。

今回はつんつくせんせいが作ったとんがり帽子がマジシャンに使われて、そのまま返されず持っていかれちゃいます。「どうなるんだろう？」と４歳長女とドキドキ。でも、終わりはほっとさせてくれて、笑わせてくれるせんせい。毎回狙った笑いじゃないとこが、憎めなくて、娘達共々つんつくせんせいにひきこまれています。

せんせいなのに工作のヘタな　つんつくせんせい。
みんなの劇で使うぼうしなのに自分の名前を書いて、
お散歩にかぶって出かけちゃう　つんつくせんせい。
この　どこまでも自分中心で、子どものようなキャラ。
なのに何だか憎めない　つんつくせんせい♪

工作がヘタな　つんつくせんせいが作ったとんがり帽子。
のりでベタベタで決して上出来ではない帽子。
それが、あんなに素敵な帽子に変身するとは！！
最初のページからは、予想もつかない二転三転の展開☆

アブダカダ　ブラリンコさんから届いた手紙は、
４歳の娘でも、内容がちゃんと理解できる素晴らしい手紙でした。
そして私は、この「アブダカダ　ブラリンコ」のネーミングが、
大のお気に入りです♪♪（ぷぷっ☆）

「どうぶつえんにいく」を読んでから、すぐに続けてこちらを読みました。
娘はつんつく先生のファンになったらしく、表紙を見たとたんに「つんつく先生だ〜」と大喜び。
幼稚園の先生なのに工作が下手だというつんつく先生はやっぱりユニークなキャラクターですね。
たまたま上手にできたとんがり帽子が気に入って、自らかぶって散歩に出かけちゃうんですから。
しかもフルネームは「つんつくつるこ」ですって。ププッ。
そしてまたまたトラブル発生！
せっかく作った帽子がお猿さんと一緒に飛んでいってしまいました。
がっかりしていたつんつく先生と子どもたちでしたが・・・。
さらにひとひねりあるラストが良かったです。
私は「どうぶつえんにいく」よりもこちらの方が気に入りました。