去年、保育園のお遊戯会で子供が「赤にんじゃ」をやり、それから「おれは赤にんじゃだから赤だ!」と赤に強いこだわりを持つようになりました。
なのでこの絵本はまさにドンピシャ!さらに穂村弘さん作。
ということで早速借りて読んでみました。
赤にんじゃに危機が迫ると「ドロンドローン」の呪文で次々と変身。
赤にんじゃだから、江戸時代が舞台?と思いきや、
赤いおじさんに変身してスポーツカーを運転しおまわりさんに止められたり、
さらに「お城」と「スカイツリー」が一枚の絵に収められていたり、
あれ?時代がごちゃまぜ?と気づきますが、
そんな細かいことは気にするな。お構いなく!って感じの展開に、
親も子もすっかり引き込まれてしまいます。そしておじさんには爆笑!
特に季節感は無い設定の絵本だと思いますが、
ラストは真っ赤な夕焼けで、秋に読むのもおすすめだと思います。
小さな小さな赤にんじゃだったり、星が手裏剣になっていたり、小ワザも効いています。
こういうこだわりのある絵本、すごく好きです。