おはなし会で、読んでみました。
他のおはなし会のメンバーさんが猫の絵本と
かさじぞうを読まれるということで、どちらにも
つながりのあるこの絵本を読むことにしました。
クリスマス前だと言っても、まだうちの周りには
雪が降っておらず、この絵本を選んだのはちょっと
気が早かったかなと思いましたが他のメンバーさんも
かさじぞうを読んで下さったので、違和感なく読めました。
4歳〜小学生向けのおはなし会でしたが、
4歳の子が多かったので、このお話の長さを考えると、
最後まで落ち着いて聞いてくれるかな?
と読む前は、心配していました。
子どもたちは、静かに聞いていてくれましたが、
途中で欠伸をしている子がいて、ちょっと焦りました。
4歳の子は、普段長いお話を読んでもらっている子なのか、
真剣に聞いていてくれて、うれしかったです。
おじいさんと黒猫のやりとりの中で、おじいさんが
どうなってしまうのか、おはなし会のメンバーさんは、
ハラハラしながら見ていたと反省会で話してくれました。
絵本の最後のところで、不思議な光景を目にしますが、
メンバーさんが「あれは、神様だったのかしら?」と言って
目をキラキラさせて嬉しそうに話していました。
そういえば、主人がこの絵本の下読みをしていたら
おじいさんは、「朦朧としていたから、食べ物がたくさん
に見えたんじゃない?」と冷静に言っていたのを思い出して
夢も希望もないなあとガッカリしました。
いろいろなとらえ方の出来る不思議な絵本ですが、
私は、心が温かくなる素敵な絵本だと思います。
作者のルース・エインズワースさんの作品は
『こすずめのぼうけん』を読んだことがあり、
とても良い作品です。他の作品も読んでみたくなりました。