5歳の娘、10歳の息子と読みました。
まだまだ全然なのに、自称思春期の息子と、
早くお姉さんになりたい!といつも背伸びの娘。
そんな二人にぴったりの内容ですが、もっともっと大きくなりたい彼らは、
「服がちんちくりんになったくらいじゃ足りない!」と言っています。
この絵本は、季節のうつりかわりを通して、
ひよこやイヌの成長と人間の成長を比べているのですが、
こうしてみると本当に、人間の成長ってゆっくりだなぁと思います。
イヌはすぐに大きくなるもんね。
男の子の焦る気持ちもわかる。
でも親から見ると、
もっとゆっくり大きくなってほしいのです。
そんなに早く大人にならないでー!
思春期!思春期!って高い声で叫んでる間がとっても可愛い。
絵本にあるように、衣替えの度に成長を実感する私ですが、
まだまだと思っていても、確実に年輪を重ねて、
いつのまにか10歳と5歳。
子供と一緒にいられる、絵本を楽しめる時間は今しかない。
それをゆっくり楽しんでいこうと
そんな風に考えさせられた一冊でした。