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おねえちゃんは、どこ?」 5歳のお子さんに読んだ みんなの声

おねえちゃんは、どこ? 作:スヴェン・ノルドクヴィスト
訳:石井 登志子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2009年10月
ISBN:9784001112153
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,959
みんなの声 総数 12
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5歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 空想の絵が楽しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    スヴェン・ノルドクヴィストは、スウェーデンの絵本作家。
    まだ、邦訳は少ないようです。

    あとがきに、こうあります。
    「ぼくが、はじめてこの絵本のアイデアを得たのは、25年前になります。
    それは、長い、連続した絵として描いた、夢のような景色をたどる旅になるものでした。
    最初、文章はありませんでした。
    絵が重要だったのです。」

    この絵本は、絵が先にあって、あとから文章を添えたもの。
    ですから、文章がなくても理解できる作品になっています。

    物語は、ネズミのおとうととおじいちゃんが、おねえちゃんを捜しに行くというシンプルなもの。
    おねえちゃんの目印は、黄色い毛と赤いパンツ。
    それから、二人は気球に乗り込み探索を始めるのですが、その見開き一杯に展開する絵が実に見事。
    綺麗とかではなく、その摩訶不思議な世界に惹き込まれてしまうのです。
    こればっかりは見ないと分からないのですが、「不思議の国のアリス」とか「チョコレート工場の秘密」を彷彿させるようなテイストです。
    そこに展開する世界は、子供の頃に憧れた世界。
    何度も繰り返し魅入ってしまうこと間違いありません。

    しかも、その見開きの絵の何処かに、おねえちゃんの姿があるのです。
    大きさにして数ミリの絵なので、もしかすると、子供でないと見つけられないかも知れません。

    不思議な空想の生物・植物のオンパレードで、大きさの概念を無視したり、目の錯覚を利用した絵なんかもあって、絵そのものを堪能できる作品です。
    子供だけでなく、大人も、スヴェン・ノルドクヴィストの描く絵を楽しんで欲しいと思います。

    投稿日:2011/12/20

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