NHKの絵本の読み聞かせ番組で途中まで見て気になっていたので、図書館でこの本を見つけた時に即借りました。
木が大好きで、その図鑑をとても大事にしている女の子ソフィーと、本を直す(作る)職人、ルリユールおじさんのお話です。
壊れた図鑑を直してくれるルリユールおじさんの丁寧な作業やソフィーとの会話の中に、職人魂や人としての優しさが感じられ、また、ソフィーの言葉からもどれだけ木が好きか、この図鑑が大切かが分かり、2人の人柄に引きつけられます。
製本を説明したページは6歳の娘には難しいかと思いましたが、本好きな娘は興味を示していました。仕上がった本はとても愛情のこもった仕上がりで美しく、絶対一生大事にしたくなるでしょう。
読み終わって、とても落ち着いた幸せな気持ちになりました。久々に「良い本」を読んだ気がします。