はじめてこの本に出会ったのは,先生に成り立ての1年目,子どもたちに紹介する面白い絵本はないかと本屋さんにさがしに行ったときです。絵本コーナーでひときわ目を引く大胆なイラスト。なにかわくわくする表紙です。読み進めていくと思わずにっこり。キャベツくんの世界はゆっくりゆっくり時間が過ぎていきます。本当にみずみずしいキャベツの青くさーいにおいが本からわき出してきて,まるでキャベツ畑にいるようです。そして最後はとても優しい気持になります。
学校で子どもたちに読んで聞かせることにしました。読むときは「ブキャ」をとくに大きな声で読みました。子どもたちは大喜び。「もっと読んで」とせがまれて,ついついこのキャベツくんシリーズを全部揃えてしまいました。みんながにこにこしながら読める絵本です。