「はるですよ ふくろうおばさん」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

図書館の春の絵本の特集コーナーでみつけました。
長新太さんの絵本は好きでいろいろ読んでいるのですが、これはまだ読んでなかったので出合えてうれしかったです。
寒がりのふくろうおばさんが、毛糸で大きなふくろを編んで、森全体にかぶせてしまいます。おばさんは満足ですが、ほかの動物たちは暑すぎてみんなで「あついー」と逃げ出してしまいます。
私も寒がりなので、ふくろうおばさんの気持ちがよくわかります。子どもたちにたくさん着込ませると、「あついー」と脱いでしまうこともしばしば。それがふくろうおばさんの行動と重なって、ちょっぴり苦笑いでした。

ふくろうおばさんは、とっても寒がりです。
寒くて寒くてセーターを編みます。森にかぶせるほどの大きな毛糸の袋を。。
春になるまで覆いかぶさってるなんて、ありえないんですけど（笑）
テンポのよさに思わず引き込まれました。

長さんワールド炸裂ですが、長作品の中では割とわかりやすいと思います。
最後のページでほーほーと鳴くふくろうの姿に、余韻的な趣を感じました。

寒がり屋のふくろうおばさんが、寒さをしのぐために自分で編み物をしますが、なかなか暖かくならない、すると今度は何を編むのかというと・・・
次々にお話のスケールが大きくなって、子供達はわくわくしてきます
森の動物たちが「あついよ〜」と両手をあげて逃げ出してくる様子は、長新太さんの味わいがたっぷりで、私的には大好きです
あの大きな毛糸だまも森の一つの風景になって、「ホーホーホー」と絵本が幕を静かに閉じていく夜の場面もしっとりとしていてなかなか良いですよ

とっても寒がりやのふくろうおばさん。
毛糸を編んで寒さ対策をするんだけど、これがとんでもない！！
セーターだけじゃまだ寒く回りをどんどん毛糸で覆っていきます。
どんどん…どんどん…
どんだけ寒がり屋なの〜〜（笑）
やっと暖かくなった頃には…！

ふふふっ＾＾
さり気ないオチがおもしろい！
大きな系と玉を見ると次の冬はどうなるんだろう？とその後が気になりますね。
私も寒がりやなのでまぜて欲しいな（笑）