息子が小学生1年生で、まだ時計の読み方が分かっていなかったときに、この本とは少し違うヒギンスさんのようになっていました。
毎朝毎朝、あわてて起きてきては、「おくれてる?おくれてる?」、朝食をとりながらも「おくれてる?おくれてる?」、家を出るときにも「おくれてる?おくれてる?」と常に聞いてきた時期がありました。
そのたびに私は「今は短い針が7で、長い針が5だから、まだ7時25分。おくれてないよ。」というふうに、声をかけ続けました。
それが毎日だと私のほうも疲れてきて、早く正しい時計の読み方を覚えてほしいものだと思っていました。
そんな時にこの本をちょうど見つけたので、きっと興味を持ってくれるだろうと、購入しました。時計や時間に興味を持ち始めた子どもにはぴったりだと思います。
この本で、時計が読めるようになるというものでもありませんが、おもしろさは充分に理解できたようです。
その後、息子もいつとはなしに、時計が読めるようになっていて、私も平穏な朝を迎えられるようになりました。
絵もとても豪華な感じで気に入っています。